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菅野所長のエッセイ:猫の用心棒

 今週は、錦織のベスト4の瞬間を生で観られたのが収穫だった。
 最近テニスはまったくと言っていいほど観ない。今回はたまたま、第4セット途中から観ることができて幸いだった。実力的には相手のほうが上回っていたが、錦織は最初からフルセットになるのを見込んでいたかのような戦いぶりで、それがよかったと思う。第4セットなどは、一気にここで決めたいと思うところだったろう。そう思えば思うほど取られたときのショックが大きい。でも、錦織はフルセットに持ち込まれてもわりと平然としているように見え、ああ、これならいけるかもと思った。第5セットもずっと接戦だったが、粘り強くやっていて、最後には相手が根負けした感じだった。

 相手はランク4位。しかも全豪を2回制しているのだからそれなりに粘り強さも持っているはずだから、この勝利は大したものだ。日本人がメジャーでベスト4に入ったのは96年ぶり。大正時代でしょ。格上と戦うときにはこういう心構えが大事だな。僕もお手本にしよう。 とは言え、準決勝はランク1位ジョコビッチ。これは無理かな。

 先週末は熊本に行っていて、これが意外と涼しかったので助かった。5月に行ったときの方が暑かったんじゃないか? 学会の重なりで、都合9日間仕事場に来なかったので、今週のしわ寄せがすごい。昨日などは終わった後ほんとうに疲れちゃって。今日も明日もハードだが、まあしかたない。疲れのせいか、昨夜は7時間くらい寝てしまって、久しぶりに目覚ましに起こされた。

 そういえば熊本と言えばクマモンで、学会の懇親会に呼んでいると聞いたが、クマモンは酒席には一切行かない決まりがあるということで、昼間に登場した。他のホテルの入り口でも見たし、依頼は相当多いようだ。何でも全部で6頭いるらしい。フナッシーと違ってクマモンは喋らないから中身は誰でもいいわけね。

 で、空港に着いたときにもさっそくクマモングッズがたくさんあるわけだが、何と「夏目友人帳」のニャンコ先生のグッズもコーナーが設けられていた。作者が熊本出身とは知っていたが、やはり地元では注目のアイテムと化しているようだ。

 実は、僕はすでにニャンコ先生のぬいぐるみを購入しているので驚きはしなかったがね、ふふふ。生涯でぬいぐるみを買ったのは初めてのことだが、ニャンコ先生は実は斑(まだら)という名の大妖怪で、夏目クンの用心棒なのである。で、枕元に置いて一緒に寝ると悪い夢を見ないようになるのではないかと思いましてね。昨日はベッドから落っことしてしまったが。

 ブエルタ・ア・エスパーニャも昨日からは観られることになった。もう12ステージくらいまで終わっていてそれは残念だがしかたない。唯一、先週の木曜日が家にいたので7ステージを観られたが、これが、フルーム、キンタナ、コンタドール、バルベルデなど、有名選手がたくさん残ってのゴール前混戦でひじょうにしびれたね。知識が増えるほどにますます面白い自転車レースである。

 昨日は街中の周回レースだったのであまり面白くはなかったな。基本的にロードレースはいろんな景観を楽しめるところがいい。ブエルタのスタートはアンダルシア地方の海沿いだったし、広大なオリーブ畑の中をひたすらに走り、山岳に入っていくときもワクワクする。ツール・ド・フランスよりも観客が少ないが、それはそれで純粋に自然を楽しめるしね。日本ではツール・ド・北海道があるが、それもテレビ中継してほしいなあ。
 今はまだだが、でも、これから延びるのは間違いなく自転車ではないか。「弱虫ペダル」の影響はなかなかすごいらしく、かなりの人が自転車にはまっているらしいし。フランス国内では、ツールの視聴率が45%何だとか。ヨーロッパでの人気はすさまじいのだ。
 日本ももうちょっとねえ。大きなレースは地上波でやるくらいにはなってくれないかなあ。僕もそうだったが、単によく知らないだけであって、知ってくるとこれほど面白いものもなかなかないのだから。

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