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残された手段

 ドイツ戦に勝ったときにはほぼ決勝進出だと思ったが、なかなか大変なことになった。ドイツがスペインと引き分けた結果、最終戦の結果次第では4チーム全部に進出の可能性があるという、戦前の予想からしたら異例の事態である。

 この事態をもたらしたのが日本であり、監督のポイチである。参ったなあ、もう。やらかしてくれたもんだ。日本はおろか、海外メディアの森保叩きも激しい。

 淡い望みとしては、スペインが2勝して進出を決め、日本戦にはサブメンバーで臨むことだった。今回、前回覇者のフランスが最終戦でチュニジアに金星を与えたようにね。でも、スペインも負けるわけにはいかなくなったので、気を緩めることはないだろう。参った。

 もはや最初からスリーバックで、左ワイドに三苫の先発だな。鎌田が調子悪いみたいだし、三苫以外ではスペインを切り崩すことはできないだろう。バスケットでは常識なのだが、アイソレーションという戦法がある。ほかの選手はゴール近辺に寄せて、広くなった左サイドで三苫と相手DFとの1対1状況をつくる戦法だ。もしも、スペインが三苫を怖がり、1対1を嫌ったら、今度はそこに数的有利が生まれると。

 ドイツ戦で勝ったのも三苫のおかげだったことをわすれてはいけない。

 ま、しかし、それがはまればという話だな。現実的には、とにかく前半を0-0でしのぐ。それで後半から三苫投入のほうが当然更にスピードが生きるだろう。しかし、たとえ早い時間であっても、先制を許したらすぐに三苫を入れなきゃダメだな。

 ああ、しかし、日本の心臓とも言えるボランチ遠藤が出られないみたいだ。やっぱり相当やばい。

 いい要素も探してみようか。近年、クラブチームではバルサが弱い。バイエルンのほうが強い。つまり、バイエルン主体のドイツ代表に勝ったんだから、バルサ主体のスペインにも勝てるんじゃないか?とか。

コスタリカに負けたチームだからとすごく舐めきってもらうとか。(でもドイツに勝ってるから相殺)

残るはスペインチームへのネゴシエーションか。

「旦那、旦那、何位通過でもいいから、一緒に決勝に行く方法を考えましょうよ。アタシが考えたところでは、5-5の引き分けなら両チームとも決勝だと思いますよ、旦那。コスタリカがドイツに勝つわけはありませんから、安心ですよ,ねえ旦那」

とか。

と言ったら、私の球友は「それはいいけど、日本が5点入れるイメージがわかない」と言う。

僕の返事は

「旦那、そこはもちろんオウンゴールですよ。名にし負うスペインさんの技術なら、2,3点は怪しまれずにできると思いますよ」

 ああむなしい。まあ覚悟はしてます。負けてもいいから、受け身じゃないサッカーを見せて欲しい。そして、負けてもいいから、2点は取って欲しい。

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