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菅野所長のエッセイ:底なしの国

先日、お年玉年賀はがきの抽選があるとニュースで知り、久しぶりに確認してみた。もう10年くらいは見てなかったかも。そしたら、下2ケタの切手シートが5つ当たっていた。よくわからないが、なかなか高確率ではないのか。一度4ケタくらいのが当たってみたいものである。来年もチェックしてみようかな。

さて、この1~2年、韓国や中国の歴史ドラマにはまっていることは何回か紹介しているが、先日は、いくら何でもこの悪だくみは無理がありすぎて、周りも賛成しないだろうと思ったところ、それが通ってしまったという展開がある。
そのときには、やはり韓国ではこういう無理筋でも通るんだなと感じただけだったが、その後ふと思うと、いまや日本でも同じことが起きていることに気づき、ちょっと愕然とした。桜を見る会やモリカケのデータ破棄、改ざんなど、小学生くらいでもウソとわかる隠蔽がまかり通るわけで、これはドラマの王や重臣が陰謀を企み、それに部下が追従していくのと同じだ。
考えてみれば、どんな悪だくみも、賛同者、追従者がいなければ成立しない。その賛同者とは、ドラマではちょっと下位の臣下であり、今でいえば官僚の部課長クラスだ。
名簿管理がなっていないということで、内閣府の人事課長たちに給与減額などの処分が下されたが、しかし、安倍政権のよき協力者として、陰で金は補填されるか、やがてもっといいポストに就くことが約束されているのではないか。そうでなければ、早晩データがマスコミに流れるはずだ。菅原、河井夫妻などの不正発覚はリークに決まっているからね。部下たちが裏切らないようにするには手厚くする必要がある。
だから、そうはならないんだろう。こうしたことで処分を受けるのは今や官僚の出世コースだな。まったくなんてことだろうか。国民を欺いている連中は公務員じゃなくて「私務員」だな。何かいい呼び名ないか。
これは公務員制度という大きな問題なのかもね。公務員て、一度なったら99%くらいは一生公務員なんでないの? もっといろんなところに転職したりできるようになったら、ちょっと違ってくるんじゃないの? 彼らには自由というものがないのだ。ひたすら自由に生きることを望んで生きてきた僕なんかとは違いすぎる。

僕なんかいつも辞表を胸に秘めつつ仕事してきたもんな。(実際、半年くらい胸ポケットに入れて仕事をしていたときもある)そうやっていると、ほんとに嫌な仕事はしないで済むね。もう昔の話だが、TVやラジオなど、メディアの仕事などはときどきほんとに嫌になるのがある。アホなディレクターに当たると、バカなことばかり言わせようとするので、そういうときには無視してたな。そうすると、次は呼ばれないのだが。とにかく、そういう世界をよく知っているから、TVによく出る学者や文化人は、ごく一部を除いてほとんどが魂を売り渡してることが理解できる。
まあそれは余談だ。とにかく何かいい仕組みを作って、公務員改革というものができたらいいなと思うのだった。
このまま行くと、日本も中国化していく可能性はある。現政権が親和性を持っているのは、周近平政権であり、トランプ政権だ。そこではどんどん自由が失われていくだろう。中国などは、監視システムが進行し、14億人の国民全員を監視する方向に向けて着々と動いている。スマホの購入時には顔をスキャンすることが義務づけられており、GPSどころではなく、どこにいても監視カメラで見られ、特定されてしまうのである。これはもう”パノプティコン”どころではないな。この時代にフーコーが生きていたらどのような考察をするのだろうか?
中国と言えば、新型コロナウィルスのパンデミックだ。もう全土に広がっているらしいが、春節となって大移動するから世界中が危険。とくに今や銀座は中国人であふれかえっているので、怖いものがある。センターの周辺には次々にホテルができているし。飛沫感染とは言っても、中国人は大声でしゃべるからねえ。世界でも1、2を争うスプレッダーと言えよう。僕は銀座を歩くほんの数分だけだが、マスクを着用している。

ここからは妄想になるが、政略として武漢在住の中国人を日本に大量に送られでもしたらたまらないな。むかし、中国国民全員が一斉に椅子から飛び降りたら、その衝撃で日本は津波で沈没するという話があった。あくまで都市伝説的なものだろうが、しかしひょっとしたらあり得るのではないかと思わせるほどに、中国という国のポテンシャルは底が見えないものがある。人口1000万超の都市を封鎖するなんてことができるのもこの国ならではではないか。これって、「バイオハザード」とかの映画の世界でしょ。

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