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菅野所長のエッセイ:変化は楽し

 今週もやっと終わりに来ましたねえ。良かった。先週の疲れがなかなか抜けないので、どうなるのかと思ったが、ここまで来ればもう大丈夫だな。

 菊花賞、大本命ワンアンドオンリーが着外という事態になったが、わずかに3連複をちょっとだけ買ったのが救いである。しかも、血統面からここで推した馬がみな上位(2着、3着、5着)に来たので、面目は立ったかなとせこい自己満足。3連単の配当も思ったよりつかなかったし、まあいいかと。

 今週は天皇賞。本命イスラボニータが外枠⑮なのが気がかりで、一応マルチを買っておくのが賢明だろう。しかし、3着は外さないはずだ。他の有力馬は、ほとんど休養明け。①ジェンテルドンナは、去年と同じステップではあるが、調教から見て絶好調とは言えない。調教がやけにいいのは⑨フェノーメノ。2000では距離が足りないとはいえ、これを相手筆頭にしたい。基本は⑨ー⑮の3連単マルチ。相手は、①ジェンテルドンナ③デニムアンドルビー④スピルバーグ⑤エピファネイア、続いて3着候補に②ヒットザターゲット⑧ディサイファ⑭マーティンボロ⑱マイネルラクリマだな。イスラボニータ1着固定の馬券も買いたいし、①ー⑨ー⑮の3頭ボックスを厚めに買うか。

 と金曜はそう思っていたが、この雨だ。イスラボニータの不安要素が増す。馬場が悪くなって浮上するのは、⑱マイネルラクリマ⑤エピファネイア⑧ディサイファ。これからの3連複も考えようか。

 で、何だ今週は、何があったのだ? 野球かなあ。僕の知り合いには阪神ファンが多いが、まるでかなわなかったですね。とくにソフバンの左腕大隣は、いまどこの球団でも打てない。以前はだらしない投手だったが、病気を乗り越えて何かが変わったのだろう。

 人間が大きく「変わる」というのは、そういう大変なことがあって「変わらされる」ものである。自分の意思で変わるなんてことはほとんどない。ある状況になって、こうしなければいけないという適応過程、それが変化であり、いい意味では進化ということだ。
 たとえば、こういう仕事に就いたからこうしなければならないとか、こういう立場になったからああしなければいけないとか、役割が人を変えたり、作ったりすることもある。これは時間がかかるけどね。

 まあしかし、自分なりの努力や工夫で状況を変えていくこともできるだろう。メジャーに渡った先駆者野茂秀夫は、日本のプロ野球に入ってずっと制球難で苦しんでいたが、あるときに「もっと人と話してみたら」というアドバイスに従い、それまでよりも人とのコミュニケーションをとるようにした。すると、どういうわけかコントロールが良くなったという。当時その話を聞いた僕にもよくわからない。でも、そういう行動の変化、日常の変化が彼の中の何かを変えたのだろうとは思う。

 つまり、自分が変わりたければ、性急なことをしないで、変えられるものを変えることだ。それが何かに結びつくとか打算的なことを考えずに、何でもいいから変えてみる。たとえば起きる時間とか。だってそれだけで一日の過ごし方は確実に変わるからだ。

 僕の場合は別に変わりたいと思ってないので、何もしない。ただ、毎日やることをやっているだけで。でも何かが変わるのは好きである。それだけでも変わるしね。人の見方とか、ものごとへの考え方とか。
 それまでとは違う考え方ができるようになるのがいい。だいたい5年くらい経つとけっこう変わっている感じがする。でも、たぶん、ほんの少しの変化なんだろうが、その錯覚もまた楽しい。

 

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