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吸血鬼はどこにいる

 りんごジュースの追求を始めてから1年くらい経ったかなあ、最近はさすがに終章を迎えつつある。とはいっても、ほんの1週間前までは、家には5品種のストレートジュースがあり、それらを嫌でも飲み比べしたり、いろいろと自分でブレンドしたりして研究していた。もう自分の血はリンゴジュースが何%かあるんじゃないか。

 が、自分でのブレンドは無理だな、やるだけ無駄な感じ。その難しさはコーヒーの比ではない。どうあっても、メーカー、専門家にはかなわない。

 この一年で試したのは、ふじ、王林、紅玉、ジョナゴールド、つがる、とき、星の金貨といったストレートジュースといくつかのブレンドだ。個人的な好みでは、ストレートではジョナゴールドだな。甘さと酸っぱさのバランスが一番いいと感じる。僕は酸っぱくないと嫌なんでね。だからひたすら甘いだけの王林とかはダメだね。

 そして、やはりブレンドのほうがストレートよりも美味しい。その中でも、「青研の葉取らずりんごジュース」は間違いない。あまりに良心的なジュースという感じで、製法の関係なのか、むしろ味が濃すぎるくらいだ。これがⅠ本399円で、近くのスーパーで買えるのは僥倖である。たぶん他のスーパーオオゼキでも売ってると思うが。

 それと個人的には紅玉が30%ブレンドされた「紅りんご」。「葉取らず」とはまったく違う味だが、酸味がより強く、自分の好みとしてはこっちかな。ただ、ネットで購入するしかないのと、若干コスパが良くないのがネック。

ま、甘いのが好きな人は王林や星の金貨がお勧めだね。

 ところで、来月にはサッカーの女子ワールドカップがあるというのに、日本での放送はいまだに決まっていない。ひどいものだ。前にも書いたが、JFAが女子サッカーを見捨てている証拠だよね。権益しか頭にないから、サッカー界全体のことなんか考えていないんだね、連中は。「さよなら、私のクラマー」の作者が泣くぞ。

 まあ、日本の女子サッカーは落ちるとこまで落ち、ほとんど期待もできないのは事実なんだが、それでも僕は、現在スウェーデンで活躍する浜野まいかを観たいんだよなあ。

 これと同じようなことが起きてるのが、箱根駅伝の全国化。100回大会は全国大会にするという決定があったものの、全国化はその一回だけだと。以前から全国化を唱えている青学の原監督は、今回の決定を「茶番劇」となじった。箱根駅伝は日本スポーツ界の暗黒の最たるものだ。これについても前から言っているように、ひたすら関東学連が莫大な放映権料を独占するための大会である。日本の陸上界の発展を考えるならば、このような大会こそ全国に開放すべきだが、ずっと鎖国状態。サッカーも陸上もそうだが、基本的に日本のスポーツ界は、早稲田閥、筑波閥が牛耳っている。彼らは彼らの権益のために協会を運営しているだけであり、いくら箱根を勝ちまくっても、外様の原監督の言うことなんか聞きやしない。

 実は昔、ある大学に呼ばれたときに、仕事が終わって飲み会となった。そこにはその大学の駅伝チーム(箱根の常連)コーチも来ていたのだが、酒席での勢いではありつつ、その排他的な発言の数々には開いた口が塞がらなかったもんな。こいつらほんとにひどいレベルだなと。

 こういうのは官僚の世界も同様かな。マイナカードも、あれだけ不安要素が噴出しているにもかかわらず、方針を変えないのは、やっぱりそこにすごい利権が絡んでるんだろうなと思わざるを得ないね。もっとも簡単な推測は、関連企業の利益、そして制度にかんする外郭団体の設置だな。これはけっこう大きなものだよね。天下りの新たな巨大な温床ができると。僕がずっとETCを使わなかったのは、その初期費用がほとんどETC関連の法人に行って連中の給料になると知ったからだ。マイナカードは通産省御用達の法人が設置されると。まあ、マイナカードは持ってるけどね。まだ使ってないが。

 李氏朝鮮末期に朝鮮を旅したイザベラ・バードは、旅の終わりにはすっかり朝鮮が好きになっていた。しかしながら、それは一般の民衆への好意であり、とりわけ政治と官僚の腐敗には手厳しい。バードは、朝鮮には2つの階級しか存在しないとし、それは盗む側と盗まれる側だと言う。そして、両班(ヤンパン)と呼ばれる貴族階級から登用された官僚階級のことを「公認の吸血鬼」とまで言っている。痛快だなあ。ま、関東学生陸連も長きに渡ってヒルのように吸血してるわけよ。

 バードの旅行記は読めば読むほど実に貴重な資料だなあと思えてくるね。当時朝鮮王宮で起きた大事変があり、その中でも”王妃の暗殺”について日本の記録ではほぼ「抹消」されているが、王室とわりと昵懇だったバードの手記はかなり真相に迫っているように思える。とかね。歴史とは自国に有利なように改ざん,修正、解釈されるのが普通だから、日韓の歴史についても、真相がどこにあるのかは分かりづらい。日本では証拠不十分とされているこの暗殺事件も、韓国では日本人(政府)の仕業と断定されている。

 難しいところだと思うけど、日本人が関与していないと考えるほうのは不合理かなあ。でも井上馨は知らされてなかったようだから、政府が関与していたかはちょっと不明だ。

 イギリス人であるバードはとくに朝鮮の肩を持っているわけでもない。それどころかその政治のありようにはひじょうに否定的であり、おおいに的を射ている。次の文章などは今も変わらぬ韓国がある。

「何年も前から朝鮮の品位を落としてきた党派争いによる政変は、政治理念の闘争などではさらさらなく,官職と金銭を自由に采配できる地位の争奪戦にほかならない」

 もう笑っちゃうくらい今の韓国の政治と同じだ。日本はそこまでのことにはなってないような気がするけどね。でも、JFAとか関東学生陸連とか、局所的なところではそうなってる感じだよね。違う意味だが、以前のライフル協会なんてのもひどい組織だった。つまり、自浄能力を持たないでいると、いくらでもそうなる素養はあるってことだな。気をつけないと。

 ああしかし、役に立たないのにここにいる自分も同じようなものか。ブーメランが当たりそうだ。

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