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ハヤシの探索

 今週来週と検査や診療がちょっと立て込んでいる。たぶん順調だと思うので、そのうちシャント手術の話も出てくるのではないだろうかと期待しているところだ。

 先々週に九州に行ったことを書いたが、その内一泊は温泉旅館だった。でも閑散としてます。朝食の用意を見たら、泊まり客は推定10人。プールがあったりとか、結構大きい旅館だから経営が大変だろうね。

 コロナ禍ではどこもかしこもそんな風だけど、そういう苦しいときこそ新たなアイデアが出るということもある。家貧しうして孝子出ず、というのに近いかも。僕が最近見たやつを紹介しよう。

 東京はすみだ水族館の電車内コマーシャル。

「ピーチは自分の外出中、夫が別のメスを自宅へと連れ込んでいることにすでに気づいています」

と、ペンギンの絵とともにこの一文。「すみだペンギン相関図」とあり、「スタッフはただ見守るのみ」とも付け加えている。面白い。この夫婦がどんな調子なのか、興味がわくね。しかし、墨田区のどこにあるのか?

 新潟県が米離れに対する奇策を講じた映像コマーシャルも面白い。

。朝、おむすびを咥えて学校へと急ぐ女子高校生。アニメなどではトーストを咥えるのが定番だが、こちらはおむすびときた。なるほどねえ。

 大阪は枚方市のふるさと納税の返礼品が傑作。

 地元バレーチームの選手のスパイクをレシーブする権利である。プロの選手のスパイクを受けるなんてね、バレーの経験者には受けているらしい。

 これはあれだな。昔、とんねるずの番組でもあったような企画だな。「ハンマープライス」だっけ? その中でアントニオ猪木と試合をする権利というのがあって、これを勝ち取ったのが、現明治大学教授の諸富クンである。確か80万円とかそれくらいだったような。僕は彼が学生時代から知っていたのである。論文が学内では理解されないので私に読んでくれと言って渡してきた。それから10年後くらい、もっとか? その彼を偶然テレビで見たのだった。

 あの温泉旅館もそうした工夫はしているのだろうか。

 そういえばこの旅館。あちこちに○に十の島津家の家紋があるので訊いてみると、嬉野温泉の古い旅館との縁戚で、そちらが使っているからだそうだ。ふーん、それにしても、鍋島藩の地元に何で島津の家紋が? 

 調べてみると、江戸時代、参勤交代で薩摩藩が定宿にしていたかららしい。なるほどね。でも、鍋島藩としては面白くないんじゃないの。よそ者が地元でブイブイ言ってるような感じではないのか。でも、鍋島は恩賞で彼の地に移ってきた、九州では新参だったからね。古豪の島津には、何も言えなかったのかもしれない。

 それにしても、鹿児島から佐賀を通り、門司あたりから山陽に抜けてはるばる江戸まで行ったんだなあ。大変だったんだろうなあと皆で言い合った。(僕は言い合えないけど、雰囲気で)

先日、夜中にこのことを思い出し、眠れなくなったのでまた調べてみた。すると、薩摩藩の参勤交代の日程は47泊48日なんですと! でも、よくそれで行けるもんだなと思う。雨にも遭うだろうし。昔の人はすごい。

 九州ではゴルフもしたが、その昼食でハヤシライスを食べた。これがすごく美味しかった。手術してから1年。文句なくうまかったのは、山梨のフルーツピザとこのハヤシライスだ。どちらのゴルフ場だな。ゴルフ場はホテルなどから腕のいい料理人を引き抜いている場合が多いのでね。うまいものに当たることが多い。昔ほどじゃないが。

 そうかハヤシライスがあったか、と。で、コンビニやスーパーで調べると、カレーに比べ圧倒的に少ない。コンビニにはないね。いつも行くスーパーではレトルトが2種類だけだった。カレーは何十もあるけど。まあ世間のニーズはそんなものだろう。僕だってこうなる前は、ハヤシなんか食べることはほぼ皆無だったし。

 とりあえず、ふたつを買って食べてみたが、あの感動には遠く及ばない。うーん、要するにハッシュドビーフだよなあ。自分で作ったほうがいいかもと思ったが、それは最後の手段としよう。途中までは自信あるが、最終的には何とも言えんし。あのハヤシライスは、ハッシュドビーフと言うよりも、ビーフシチュー、ストロノガルフに近かったしなあ。

 まあ、ネットなどを見るとまだまだあるのでね。しばらくはハヤシライスの探索をするとしよう。

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