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サクラマスのように

 日本の女子ゴルフの勢いはすさまじい。中心で先鞭は、子どものときに宮里藍に憧れてゴルフを始めた世代、現在22,3歳の黄金世代と呼ばれる世代である。アメリカツアーで6勝をあげている畑岡奈紗、全英オープンを勝った渋野日向子が代表だ。

 国内では今年、10戦して5勝というとんでもない最速記録を打ち立てた西郷真央がまだ20歳。遠からずアメリカにも行くだろう。何しろみんな若い。奇異なことは、国内女子ツアーでは、トップよりも下部ツアーのほうが年齢層が高そうなことである。

 そんな中、先日試合の中継を観ていたら、ある選手のモットーというのが紹介された。それは「1日Ⅰミリ」成長するというものだ。調べてみると、そんなに若い選手ではなかったのだが、何だか最近の女子選手の強さの一端を見せつけられた感じがした。無論こうしたコンセプトは昔からある。でも、たとえば昨日の自分を超えるとか、もっと抽象的なものであった気がする。「1日1ミリ」というのはなかなかインパクトがあったね。モットーとか座右の銘というものが、自分に対する自分からのアドバイスであるならば、それはやっぱり具体的なほうがいい。

 ところで成長することについてだが、先日九州でサクラマスの養殖をしている特集を観た。サクラマスとは、川にいるヤマメが海に下って大きく成長したものであるが、逆に言えば、ヤマメとはサクラマスが陸封されたものとも言える。まあそれはともかく、サクラマスはヤマメの何倍も大きい。ほとんどサケだ。結局海と川とでは餌や栄養分が段違いなのだ。これに目をつけた若い研究者は、淡水で育てたヤマメを、次に海で養殖し、大きくなったらまたまた淡水に戻すという方法を発見し、現在これが事業化しつつあるようだ。サケ好きには朗報だな。寿司ネタでは一番人気らしいし。僕は寿司で食べないのはサーモンなんだけど。

 ああ、でも、手術以来、寿司屋に行ったことはほぼないかな。この春宇都宮で寿司屋らしき割烹に入ったが、寿司は食べてないような気がする。いや、奄美で寿司屋に行ったな。地元では評判と言うが、そこの握りはダメダメだった。2個くらいしか食べてないけど。

 まあそれはいい。昔釣り好きの作家開高健が、銀山湖(黒部ダム)で大イワナを釣った下りは有名だが、渓流の常識からしたらその70センチのイワナというのは衝撃だった。結局、大きな生息地にいればそれだけ餌も豊富で魚も大きくなるということだ。北海道のアメマスもでかいしね。

 だから自分が成長したいと思ったら、より広い場所に出ることだよね。少なくともひと所にいて、そこが世界のすべてみたいになっちゃうのは悲劇だな。いや幸せなのかもしれないが。

 一般的な仕事と違って、カウンセリングの世界のいいところは、いろいろな場所で仕事が出来るということだろう。僕が良い例です。ほんとにいろんな仕事してきたもんな。ゴルフで言えば、日本を拠点にして、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアのツアーにもいつも参戦してた感じ。

 次の手術がうまくいくか分からんが、ちょっと機能を取り戻したらどうするかなあ。まあまずは「1日1ミリ」だな。なかなか使い勝手が良い言葉だ。梅雨も近いし。

 そういえば今週はダービーだった。オークスはダメだったが、今週こそ。

またもや大外だが、⑱イクイノックスが強い(はず)。相手はやはり⑮ジオグリフか。この2頭以外はわかりにくい。

 

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