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菅野所長のエッセイ:サウジ戦は価値があった

先週から風邪気味だったので、どうも今週もパッとしない。

ただし週の前半は景気のいいニュース。テニス全豪オープンで錦織、大坂がベスト8、サッカーアジアカップでベスト8。まあこれくらいは当然なのだが、苦戦激戦続きの錦織は満身創痍で、準々決勝で天敵ジョコビッチと当たり、途中棄権。一方大坂は全米の快進撃を思わす快調さで、順当に決勝に進んだ。
大坂は強い。狙いすましたようなショットはほぼないが、基本的に打球が強いんだろうなあ、よっぽど。ただラリーを続けていけば勝てる感じである。だいたいは力んでボールをふかす。決勝の相手は強いが、ラリー戦に持ち込めるかどうか。もっとも相手もパワー選手。力と力のぶつかり合いを観るのも楽しいんだけど。しかし、時間的に生では観られない。
サッカーは、くじ運が悪くて、サウジアラビア、イランのアジア2強と同じブロック。サウジ戦は鍵だったが、1-0で逃げ切り。
この試合は、これまでの代表戦の中でもひじょうに珍しいものだった。ボール支配率は何と2対8くらい。ほとんどはサウジがボールキープ。しかし、日本は中央を固めて、決定機をつくらせない。いわゆる相手にボールを持たせるだけ持たせて、エリア周辺でつぶすと。守備一辺倒ながら見応えがあったね。
これはひじょうに貴重、価値のある試合だと思った。パス、トラップ、ボール回しとサウジはすべてにおいて日本を上回ってはいたが、得点機がつくれない。まるで以前の日本の試合そのものだな。無駄にボールを回すだけ。日本がこんな試合をしなくてはいけないのは、大迫や中島といった攻めの駒がいないからだが、準決勝、現在アジア最強のイラン戦を前にいいシュミレーションができたな。
ベトナム戦では故障が良くなった大迫が、ワントップで後半途中出場。先発北川は、あいかわらず何のためにいるのかわからなかったので、その違いは際立ってた。北川にボールが行っても何のチャンスも生まれないもんな。海外組と国内組ではますます開きが大きくなっているようだ。
しかし、槙野が使われなくなったのはいいが、吉田の凡ミスが怖い。サウジ戦でも槙野並みに危なかった。前半吉田の出す縦パスは半分以上がミス、相手にカットされて危機を招いていた。ヘディングを決めたので、まあ許してやるかと思ったが、ハンドと分かってノーゴール。やっぱり許せない。若い富安が比較的しっかりしてくれるからいいが、イラン戦はさらにしっかりと守備をしないとボコボコにされる可能性がある。森保よ、吉田には縦パス禁止令を出せ。まあ、4:6で負ける可能性が高いが。サウジ戦のように、W杯のようにやれるかどうか。

アメリカのゴルフでは、松山が予選2位と、久々に好調子。3日目、最終日とどんなゴルフを見せるのか。
てなわけで。テニス、サッカー、ゴルフと楽しみがあるが、『児童心理』が廃刊との知らせ。このところ好きなことを書かせてくれた媒体だけにひじょうに残念だ。この間僕の書いたやつが最終号となるのかなあ。

来週は2月になる。2月は今のところ何の楽しみもない。どうやって乗りきろうか、思案中である。

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