菅野所長のエッセイ:真夏のクリスマス

 夏に寝不足は良くないと思いつつ、全英オープンでの松山英樹君の健闘ぶりを観ないではいられない。もう石川遼君とは大きな差がついてしまったなあ。

 この二人の違いはどこにあるんだろうと考えると、それはやはり頭の中身なんだろうと。遼クンを観ていると、一時代前のポジティブシンキング。つまりはイケイケ。先日は、久々に予選通過して、何十位かで終わったのだが、来週は優勝を目指してがんばると言っていた。おいおい何考えてるかなあ? あまりに現実とかけ離れた考え方だ。前向きにもほどがあるぞ、そりゃただのバカだぞ。一度でも2位くらいに入ったことがあるならわかるがね。
 
 彼は、自分の力が世界で通用しないという現実を受け入れることができない。それは、一試合一試合の中で起こるミスに対しても同様なのだろう。だからその都度失敗を引きずてつぃまうのだろう。

 まずは自分の力不足を受け入れることである。そのことで自分の卑下する必要はない。それは何かを目指すための通過点に過ぎない。それは敗北ではなく、当たり前で必要なプロセスなのである。この僕にしても、自分がダメだということがよくわかり、それを受け入れてから何だか気持ちが楽になった覚えがある。そこに至るまでは大変だったけどね。やっぱりバカだから。

 そういうところで、一方の松山君は、よくはわからないが違うようだ。前に彼のキャディが言っていたが、ラウンド中に松山はけっこう愚痴を言ったり、弱音を吐いているらしい。決してポジティブというのではない。まあ普通。だから謙虚にもなれる。
 全英オープンの中継を観ていると、謙虚にやらなければとても耐えられないような難コースである。世界のビッグネームも次々に罠にはまる中、昨日の松山は見事に耐えた。それも風が強くなった終わりのほうの組でだから価値がある。アマチュアでマスターズ15位、今年の全米オープンで10位。外国メディアはまだそれもフロックかもしれないと見ていたようだが、今回は予選で、世界ランキング2位のマキロイ、3位?のミケルソンと一緒の組にされているわけだから、いよいよ世界も松山に注目し始めたのだろう。

 というわけで、今夜も翌日も深夜は松山君を見ることになる。その耐えっぷりを見守りたいが、印象では昨日で目一杯な感じもしたので、過大な期待は禁物かな。

 自分自身は、競馬で負け続けており、気持ちは暗い。なかなか耐えるっていうのは難しいなあ。WIN5もずっとWIN4の惜敗が続くし。でも、明日函館2歳ステークスというのがあって、クリスマスという馬が勝つだろうと思っている。真夏なのにクリスマス!
一服の清涼となるか。

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