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菅野所長のエッセイ:また来年

もう今年も終わりですねえ。TCCも今日で終わりだ。

先週は忘年会が終わって、すぐに新幹線で京都に行った。でも、神奈川で火災事故があり、新幹線は約2時間遅れ。僕は7時台初のはずだった電車に乗り、京都着は12時ごろ。当日は糸魚川でも大きな火災があったと、着いてから聞かされた。

京都は予想よりも寒くなく、ゴルフもつらくなかった。関西のK氏の快気祝いのためのゴルフなのだが、笑い放しの楽しいゴルフだったな。金曜も帰る予定の土曜も、京都駅中の店で4時過ぎくらいから飲み始め、帰りの新幹線はほぼ気絶状態、あっという間に東京。
つくづく仲間内のゴルフは楽しく、もうこれくらいしか僕には楽しみがない。有馬記念はもちろん馬券は取ったが、本命過ぎて取りガミである。2,3点にドカンと張るような買い方ではないものでね。この一年、競馬もよく負けたなあ。
でも、明日の大井ではGⅠ東京大章典があるのでこれで一発と、最後まで性懲りもない僕なのである。

ゴルフとか競馬以外は、僕にとって何も楽しいことのない一年だったが、世間的にはいろいろあった。
国際的にいちばん大きいのは米大統領選だろう。トランプなんかになっちゃって、オバマも自分が出てれば勝ったと思っているに違いない。それもわかんないけど。
そのオバマが広島訪問をして、そのお返しに安倍が真珠湾へ。これもかつてなかったこととだ。これ自体はたいへんよろしいことだが、辺野古基地、地位協定などとくに何も変わらんね。

国内的には熊本地震だったが、小池都知事の誕生もある。都のほうは負の遺産が山積みで、実際にやってみると、大なたを振るうのはなかなか難しい。オリンピックの費用負担でも、各県の協力は望めそうにない。しかし、自治体の言い分は至極もっとも。そこに仮設施設の費用を出させるなど言語道断だ。これは当初の決め通り、五輪委が全額負担すべきである。
理由その1。森は「私に文句を言うのは筋違いだ」と強弁するが、筋違いなのはそっちだ。そもそも森が会長になったのが筋違い。なぜなら、猪瀬が辞任し、舛添が就任するまでのわずかな空白の期間に、五輪委は森会長を誕生させているのである。かつての江川問題と同じで、本来なら都の忖度を受けるべきものをどさくさに紛れて就任したのだ。
理由その2。森はまた「仮設施設は五輪委負担、恒久施設は自治体負担というのは論理的に整合性がない」と、自分では頭の良さそうなことを言ったつもりなんだろうが、これまたバカなことを言う。そもそも五輪委が仮設組織だぜ。オリンピックが終われば消えるんだから。仮設が仮設を担当するんだからむしろとても整合性があるんじゃないの。各知事も、ニュースのコメンテーターもそこをすかさず突っ込んで欲しかったね。

ま、森を筆頭に委員会ぐるみでの利権狙いで固まっているのだろうから、東京五輪については今後も不愉快なことが続くだろう。五輪委オフィスの賃貸料が月4300万円なんて、冗談にもほどが過ぎるぜ。

しかしまあ、今年のオリンピックは記憶に残るな。中でも白眉は、陸上男子400メートルリレー。日本の良さ、日本の強さがどこにあるのかがわかりやすく示された。以来、企業での講演でもこれを引用してるもんな。 チームワークが崩れるとどんな組織もダメだからね。ついに解散したSMAPのその一例だし。

と、自分以外のことはまあいい。自身にかんしては、己の無力さを思い知らされた年ではあったな。こういう気分で来年も始まるのはどうかと思うので、京都に行けたことは気分転換としてとてもよかったのだった。京都での会合で、来年度のイベントもかなりわかったことだし、またそれを給水ポイントとして仕事をしようか。

ということで、来年もよろしく。

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