「ポッドキャスト」という言葉を、使ったことがなかったとしても、聞いたことくらいはあるかもしれない。
スマートフォンを持っていれば、大抵の機種には最初からアプリが入っているので、試しに開いてみてほしい。
簡単に言えば、インターネット上で公開されているラジオコンテンツのことである。
従来のラジオとは違い、放送局という設備が必要ないので、団体や個人が様々なラジオ番組を発信している。
元々はニュースを聞くために使っていた。
あまりTVを見なくなったこともあって、いわゆる「旬」な話題をさらっと確認するにはちょうどよかった。
電波のラジオは聞き逃してしまえば終わり(そのライブ感がよいの)だが、ポッドキャストは巻き戻せるし、基本的には何回でも聞ける。
自分はせっかちなのか、1.2倍速で流して聞いている。
(早回しをしても声が高くならないことに驚くのは、カセットテープ世代だからだろう)
そんな中、個人のラジオ番組をちょくちょく聞くようになって、「ドハマり」してしまった番組がある。
『歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)』
である。
”歴史を愛し、歴史を知りすぎてしまった歴史GEEK2人と圧倒的歴史弱者がお届けする歴史インターネットラジオ”(チャンネル紹介文より引用)で、個性豊かな男性3人が色々な歴史について教えてくれる番組だ。
ポッドキャスト界隈では知らない人はいないという人気番組である。
「吉田松陰」「菅原道真」「アレクサンドロス」「ガンディー」など、日本史・世界史に登場する偉人の人生の紹介や、
「コミュニケーションの歴史」「お金の歴史」「アメリカ開拓史」など、マクロ視点での歴史も話してくれる。
学校の授業で習ったことはあっても、いまいち何をしたのか、何があったのかというのを学べるのは面白い。
学校の授業もこうであったらいいのにと思うばかりである。
この番組、歴史を伝えることだけでなく、歴史から何を学ぶかという視点が盛り込まれていて、それがとても含蓄があり醍醐味である。
たくさんの配信が出ているので、イチから聞くのではなく、興味のあるところから聞いてみるといいと思う。
熱くなってついつい長文になってしまったのでこのあたりで終えたい。
今回紹介したコテンラジオ以外にもたくさんあるので、面白いと思える番組が見つかると思う。
歩いている時や家事、お風呂の時間など、「ながら勉」(勉強している感覚はないが)いかがでしょう。