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菅野所長のエッセイ:人という変数

木曜、東京は大粒の雪が舞った。11月に雪が降るのは54年ぶりだそうで、そこまでははっきりと覚えちゃいないが、僕が小さい頃の東京は、近年よりもけっこう雪が降ったものだった。徐々に徐々に降らなくなっっていった感じだよね。この間は福島を中心に大きな地震があって、どうも自然界は不穏な感じもする。

まあ、地震や火山はしょうがない。地球がつるつるとした球体になっていく地球自身のの活動であるからね。でも、気候にかんしては、アレルギー問題と同じく、大気汚染、温暖化といった人為が影響しているわけだよね。産業革命からこっち、そういうことに気づかなかった時代はともかく、もうわかってるんだから考えないとな。その点日本はホンダのCVCCエンジンから始まり、アメリカの圧力によるものとは言え、車についてはがんばってきた。でも、臨海副都心の開発で、東京の海風の流れが激変してしまったりとか、何も考えない事例もけっこうある。

オリンピックや築地移転などでの、言うならば東京再開発もそうではなかったか。先日、知事が競技会場へのトンネル工事をやめたと発表したが、予算的なことばかりではなく正解のような気がする。やたら掘り返せばまた何が起きるのかたまったものではない。博多駅前の道路陥没も、ああ、筑紫口のあそこねとすぐわかる人からすれば背筋が寒くなる。ただ、1週間で修繕したのには驚きだったが。

ついでに言えば、五輪ボランティアのユニフォームの作り直し。これも正解だな。エンブレムと同じく、あまりにガッカリなデザインだった。あるデザイナーがあれを絶賛してたが、そいつも含めてやっぱり業界の闇的なものが絡んでいるんだろう。そうでなければあんなものに決まるわけないし。3000万円がもったいないという声もあるが、知事選だって5億の経費をかける価値があったでしょ? たかがユニフォームと言うなかれ、都民の誇りを失っちゃいけないぜ。石原、猪瀬、舛添、それと森が決めたものはことごとく覆したほうがいいのだ。

まあ、そういったことを考えると、環境といった規模の大きな問題も、一人二人の私欲、強欲がつくりあげてしまうところもあるのではないかと思ってしまう。五輪委で言えば森とか、豊洲で言えば石原とか。そういうことではなくてすべてはシステムの問題だという人もいるだろうが、やっぱりそれだけではなく、「構造と力」に示されたような、構造からはみ出るある種の変数は無視できないものだろう。

アメリカ大統領がトランプになったことも、その変数があまりに大きそうなので人々が不安になっているということだ。実際、韓国の政治は、構造やシステムなど無関係に、個人の私欲が物事を動かしていることが明らかになったしね。

さて、競馬も変数が多いので困ってしまう。先週のマイルチャンピオンは、本命のサトノアラジンに一抹の不安を感じた僕は、違う馬券も買っていたので負けはしなかった。
大きいレースで浮上する変数には「格」ということがある。結果、1、2、4着は過去にGⅠを勝っている馬だった。このレースに出走したGⅠ馬は4頭。そのうち3頭が上位。しかも3,2、14番人気だった。

今週はジャパンカップ。日本のGⅠを勝った馬は4頭。このうち⑦ワンアンドオンリーは近年の調子が悪すぎて買えない。残る①キタサンブラック③ゴールドアクター⑦ディーマジェスティが有力だが、一押しは③ゴールドアクターだ。他に外国馬は3頭GⅠ馬がいて、海外のGⅠを勝った日本馬が⑯リアルスティール。どうもこれが一番人気くさい。
でも馬券を買うなら③からだね。相手は①キタサンブラック、⑫サウンズオブアース、⑱シュヴァルグラン、⑧イラプト、次いで⑯リアルスティール、⑦ディーマジェスティ、⑭レインボーラインかな。まず買おうと思うのは、③-⑫の3連単マルチ。

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