菅野所長のエッセイ:年の終わりに

 いやあ、今日で仕事も終わりです。この1週間は長かった。1年はあっという間。今年は冴えない感じだった。ダービーのキズナ、有馬記念のオルフェーブルは良かったな。と競馬のことしか思い出さない。ああ、あとは、長崎はパサージュ琴海で完膚無きまでに叩きのめされたことか。

 任期約1年で猪瀬都知事が辞任。発覚報道からのスピードからすれば贈収賄の疑いが濃厚で、逃げ切れないと観念したか。やっぱりねえ、とにかく人相が変わらんかったもんなずっと。しかし、私腹を肥やすくらいのことはまだ可愛いもので、ほんとに危険で困るのは、保護法案を楯にして言論統制にまで口が及ぶ幹事長のような存在だ。

 次なる知事候補として、舛添とかそのまんま東の名が挙がるが、決して出馬するとは言わない。浮動票頼みの都知事選は後出しじゃんけんが断然有利だからね。万が一そのまんまが都知事にでもなったら、東京脱出しようかしら。意味ないけど、それくらい嫌だね。そうなるとまだ舛添のほうがいいという方向になるが、またもや不毛の選択となる可能性大だな。

 ま、終わりだと思うと気が楽だ。今年はクリスマスっていうのは盛り上がったのか? よくわからない。いつもただ仕事をする日に変わりはないから。クリスマスに限らないが、自分でも呆れるほど、そういう特別な日という思いがない。シンボリックな考え方がまったくできないのだな、結局。こういうのをいわゆる淋しい人間というのだろう。しかし、そういう人間であることを淋しいとは思わない。世間は世間である。大いに楽しんでくれ。

 そういう淋しい人間ではあるが、心動かされることはままある。最近では「弱虫ペダル」のベタなスポーツ漫画にはまっているし、先日、ケーブルTVで観た過去のドラマはなかなかだった。何年か前のドラマのようだが、「ジャッジ」というものである。どうもNHKでやっていたらしい。

 話は、もともと知的財産をめぐる訴訟専門のエリートだった裁判官が、病気になった親友の代わりとしてある南の島に赴任するところから始まる。島の裁判官は彼一人。そこでそれまでには経験しなかったさまざまな事件を扱うことになる。舞台のモデルは奄美大島だろう。彼は裁判と判決を通して、島の実情やその悲しい歴史にまで触れていく。

 全然知らなかったが、たぶんドラマの歴史の中でも相当良質なものだと思う。地味と言えば地味なので、「家政婦」や「半沢」のような話題にはならなかったが、続編があったところを見ると評価は相当高かったのではないかと思われる。民法と違い、視聴率を狙わない丁寧な作りは、登場人物たちの心象を十分に描き出す。「家政婦」も「半沢」ももちろん面白かったが、それはエンターテイメントとしての面白さであって、それとはまったく違う。実は僕は「北の国から」よりも上という評価をした。倉本聡も狙ってるのが見えるし、家族という狭い宇宙から出てこないし。みんなウジウジしてるしなあ。

 「ジャッジ」は、中学生くらいから大人までの教材に使われてもいいんじゃないか。こういうドラマがあるのを知っておいてよかった。ケーブルに入っている人には自信を持ってお勧めだ。あ、DVDを借りる手もあるね。

 有馬記念は馬券は取ったが、大した勝利ではない。狙いのWIN5は嫌になるほどWIN4止まりが続くし、今年の競馬は(も)ダメだったなあ。しかし、29日の地方GⅠ東京大章典、正月5日の東西の金杯の検討はしておこう。経験的にあまり休みが長いと、休み明けが苦しいものだ。暇だし、数日は仕事場に来ていろいろやっておくのもいいかも。でも、もう1月締め切りの原稿はやっておいたけどね。ということで、また来年もTCCをよろしくお願いします。

 

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