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菅野所長のエッセイ:1ミリでも前進

 今週は何ごともない感じだなあ。

 先週がんばったので、2月締め切りの原稿もできちゃったし、そういうところは順調だ。こんなのでいいのかなという懸念がないではないではないが。でもまあ、自由に書かないと面白くないのでね。
 
 ということで、議員が不倫してたなんて小さなことだが、高市早苗の放送停止発言については「一般論」とはしつつも、何しろ自由の抑圧を目指す政権下での発言であるから恐いものがある。本音が出てるというかね。NHKは従属させているけど、民放ももっと締め付けたいということなんだろうか。そして、たぶんこの威嚇は効果がありそうだ。こうなったら、今や「文春」だけが頼りだな。ああした政治家にはどんどんトラップ仕掛けてほしい。それにしてもやり手の編集長なんだろう。

 そうだ、書いた原稿は早いけどもうさっさと送ってしまおう。「こういう内容のものはちょっと」なんて言われてもしかたない。いっつも他の書き手と違うことばっかり書いてんだけど、多少は気にしてんだよね、でもやっぱりしかたない。ダメ出しされたらもう書かないことにしよう。それに次の仕事に専念するには、終わったことは忘れるのがいちばんだし。

 このところ調子がまあまあなのは、書く仕事があるからかなと思った。やっぱり僕は書くことがあると気力を保っていられるような気がする。正直このコラムはちょっときついのだが。

 何しろ、TCCも20年目なんで、このコラムも20年ということだ。毎週毎週、われながらよくやるもんだ、まったく。しかし、世の中にはブログを毎日更新したりするのもいるようなのでそれに比べれば大したことないか。でも、あれは遊びだもんな。わざわざ自分のバカっぷりを世間に公表したいんだからもの好きと言えばそうだし。
 こっちはギャラは発生しないけど仕事の一環だから。そういえば遊びで書くってことはまずないな。

 思い返せば、小さいときから書いてばかりだ。昔、大学に勤めるのを決めたときも、待遇はひどかったけど、論文とか書くことができそうだというのが大きかったものな。大事なのはいつもそっちだ。

 今年も何とか1冊書き下ろしたいと思うが、それにかかわっているる限り、気力がもつんじゃないだろうか。書かなくなったら自分は終わりということかもしれない。そうなると、このコラムもやはり大事だと思う。ちょっときついけど。とにかくあまり書くことがないときは困るんだよねえ。

 低調といえば低調そのものだな。季節的にも。でもそういうときでも何とか最低限のことはこなして、本を書くために1ミリの前進でいいから準備をしていくと。
 ああ、自分は何て偉いんだと、そう思っておこう。

 

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