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菅野所長のエッセイ:遙かなるオシム

サッカーのキリンカップは3試合ともに0-0。面白くないと評判だった。
でも、僕の見たところ、ペルーはなかなか強かったのでしかたない。あれは内容的には0-2の試合だった。チェコはそうでもなかったが、これまでにない布陣が僕はわりと面白いと思った。でも、3-4-3をやるならデフェンスがしっかりしてないと。攻撃的なサッカーをやるためには、まずもって守備が肝心なのだ。チェコが大したことなかったから、それでも前線に人はいたが、たとえば長友と岡崎との距離が近すぎたりするとまったくダメ。彼らには細かいパス交換などできないからね。しかし、長友は、前よりも走り方がよくなって相手のつぶし方もうまくなっていた。さすがインテルでレギュラーを掴んだだけのことはあるな。
まあ試合自体はうまくはいかなかったけれど、チェコ戦では、選手がザックの戦術を理解し、実行しようとしていたのはわかったと。そういう試合なのだった。点が入らないことになんかこだわることはない。そもそも「決定力不足」なんてのは、ごく一部のチームを除けば日本に限ったことじゃないし。

ちなみに今号の「Number」は名将の特集。モウリーニョ、グアルディオラ、ビラスボアスといった現代サッカーの知将である。のだが、とは別に、ボスニアヘルツェゴビナ・サッカー界の危機を回避するために、あのオシムが立ち上がったという記事もすごい。

まったくこの人くらいになると、ひとつのチームだけでなく、対立止まない国をマネージメントする力を持っているわけである。一時ではあったが、日本サッカーがどれほどの人材を失ったかを改めて思う。それにしても日本の政治家にはこういう人物がまるでいないな。政治と言えば総選挙。AKB48に狂奔する姿を見ると何だかなあと思う。ま、人の嗜好に文句も言えないが、今の日本がどういう状況なのか・・・考えちゃいないな。票を得るために10万20万は当たり前、中には1000万超を使った奴もいるらしい。そんな金があるんなら寄付でもしろ言いたいところだが、まあAKBのほうが大事なのか。それでも「おっ」と思ったのは、ヤフーのアンケートで次期首相候補1位が小沢一郎だということだ。またぞろマスコミの小沢排除が盛んな中それには惑わないのもけっこういるということか。

さて、桜花賞からのGⅠシリーズが終わった。あとは宝塚記念のみ。最後の安田記念は惨敗だったが、天皇賞とこの安田記念以外はいちおう全部馬券は取ったなと。これはかなりの快挙ではないのか。今度はWIN5を当てたいなあ。
日曜はGⅢのエプソムカップとCBC賞。土曜から大阪で仕事なのでまたもやレースは観られないが、エプソムは順当、CBC賞は荒れるのではないかと。

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