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菅野所長のエッセイ:負けは足りているか

今週はいろいろあって今日で終了。日曜に今年初のゴルフに行くのだが、ちょっと遠く、体力に自信がないので電車で行くことにした。めっきり弱気である。疲れないようにしないと。ま、身体と言うよりも、気力のほうが問題なのだが。最近眠れないことが多いし。

「アメリカンアイドル#15」は、ハイレベルのまま進んでいる。先週は半分の12人がパフォーマンスを行い、5人が脱落。この人選は珍しく妥当な結果だった。女性陣が圧倒的にいい。僕の好みとしたら、今のところでは、アヴァロン、ラポーシャ、ソニカ、ジェニーブ。しかし、残りの12人の中には、若い女の子から人気を博しそうなダルトン、15歳にしてすでにディーバの風格漂うトリスタンがいる。
今週は残りの12人のうち5人がいなくなるわけだが、この二人は難なく残るだろう。でも出かけちゃってるので観られないのが残念だ。

今回は、単独のパフォーマンスに加えて、「アメアイ」歴代の優勝者たちとのデュエットという企画がある。プロを相手にしても負けてないところを見せないと生き残れない感じで、実力のほどが晒されるのである。やっぱりプロとして何年も経っているし、「アメアイ」出身はうまいよね。これで楽曲さえよければもっと大スターになってもおかしくないのにと、先日登場したローレン・アライナ(準優勝)を観るとそう思う。しかし、スコッティやケイレブとデュエットすることになった人たちはババを引いたという感じであった。今週は、ジョーダン・スパークスとかが登場するようだ。録画で観よう。

ほとんどの人は関心のない話題で恐縮である。でも、これくらいしかないもんで。

たぶん多くの人は清原逮捕のニュースに触れて、ああなってはお終いだと思い、それが薬物への抑止になるという。確かにそうなんだろう。しかし、一方では、今の自分と清原との間にそんなに差があるのだろうかとも思う。何だか下手すると、覚醒剤こそしないものの、自分も同じようになってしまうのではないか、たぶんそうはならないだろうが、絶対にという自信はないなあ。何しろ生来だらしないもんで。

最近おっと思ったのは、民主党の小川淳也と総務大臣高市早苗とのやりとりだ。例の放送法にかんする発言についてだが、この小川淳也にはちゃんとした教養と頭の良さが感じられる。実に冷静で、論理的な指弾をしていたな。これに対する高市の受け答えもなかなかしたたかなものだが、内容的に小川の勝ち。ま、一般社会ではあれくらいが普通なんだけど、日本の国会議員は低レベルだからねえ、その中ではかなりの水準だ。思い切って民主のトップに据えたらどうか。

先日眠れないでいたら、なぜか以前に死んだ人のことを思い出した。もうほとんど思い出すこともないのに。あれはもう25年くらい前のことか、大学にいたときだ。僕が相談室で、彼が心理学科。年は一歳違い。よく酒を飲み、テニスをし、一緒にジャズもやった。亡くなったときは悲しかったなあ。

そういえば、彼が亡くなってからあまりテニスをやらなくなったような気もする。

最近、TCCでは非常勤の中で部活をやろうという人がいて、今のところ4人のメンバーがいる”登山部”が有力のようだ。まあ、そういうのもいいよね。日帰りの山歩きくらいなら付きあってもいいか。”テニス部”については、大学でやってた子が希望しているが、僕の場合右肩が万全にならないと無理だ。でも、かつてのことを思い出したので、完治したら試しに勝負してみたいと思っている。文化系は、音楽好きが多いので”音楽部”はできそうだが、ジャンルを合わせるのが難しい。
ま、まだ気候的な問題もあるし、当面は”帰宅部”でいるしかない。

先週のGⅠは対抗馬が僅差の4着で、馬券にならず。前日の雨量を計算しなかったのが敗因だ。レコード決着だったもんな。

しかし、負けることはまあいい。この間、つくづく思ったのだが、負けて悔しがるとか落ち込む人っていうのはまだ負けが足りないんだな。慣れるというのではなく。
ギャンブルに限らず、人生何ごとも負けることのほうが多い。つまり思い通りになることは少ない。野球のバッティングにしても、10回のうち7回はピッチャーに負ける。でも、3回勝てば好打者だ。しかし、1回や2回の打席だけで、もうダメだとあきらめると勝率0割で終わる。だから何回も何回もチャレンジすることが大事ね。何かがうまくいくこと、成功すること、思い通りになることの陰には、その何倍もの敗戦があるわけよ。失敗は成功の母と言うのもこういうことからだろうか。とにかく物事はうまくいくことが少ないわけで、そんなにガッカリする必要もない。負けて惨めな自分をさっさと受け入れることだ。もっとも、その惨めさは自分が頭の中でつくっているにすぎないのだが。そして次はどうしたらうまくいくかを考えればいいだけだ。

そういえば、どっかの公務員が同僚たちの勤務時間を改ざんしていて逮捕されたというのがあった。これって逮捕されるんだなあ。昔、僕も同じようなことをやられたことがあるけど、そういうことにエネルギーを費やす人間は、当然仕事もできない。で、そういう人の場合、できないのは自分のせいではなく、誰かのせいだと考えるのがふつうで、それによってますます仕事ができないままだ。自分の仕事に向けるべきエネルギーを、人を攻撃したり、陥れようとするほうに使うわけだから当然だよね。だから、ちゃんとやっていこうと思ったら、何でも自分のせいにしちゃうほうがいいんだよね。実際、そうなんだし。他の人がどうだろうが、そんなことは関係ないと思ったほうがいい。僕も人のやっかみを受けて客観的にはとんでもない目に遭わされたけど、よくよく考えて、それも身から出たサビもあるなと思うようになった。そうなると別にその人たちを恨んだり憎むことはなくなるね。ただ、許しているかというと決して許してはいないね。そこは人間としての器量が小さいからだろう。

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