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練習は嘘をつかないか

 さて、あれこれ言ってもしゃーないわけで、今できることは練習しかない。

 ということで、ナースステーションに行って、空いてる部屋でも貸してくれないかとダメ元で言ったら、やっぱりダメだった。そうか、ならばエレベーターホールしかないかと思い直すが、昼間は人が多い。そこで、院内をめぐり、静かな場所を探す。すると、1階の医学部への入口付近が人通りがあまりなく、死角にもなっていた。 さっそくそこで練習。多少人の流れはあるが、ホールよりもマシだ。

やっぱり周りに遠慮することなくやるとけっこうはかどる。今日の午後一時過ぎの練習は、これまでで一番のできかも。

 出せる音と出せない音との違いもだいぶわかった。ア行、ナ行、マ行、ラ行は出しやすく、カ行、サ行、タ行、ハ行は難しい。とくにハ行は難しいようで、練習テキストの練習問題も「浜松」「函館」「はこべ」とかのハ行が中心だ。

 今は知人の名前で練習しているが、たとえば「マルヤマ」なんてのはひじょうに出しやすく、「カシワ」なんてのは出しにくいのである。菅野は最初のスがでない。こういうのも練習すると出るんだろうか。

 何だかフルートの練習のときと似てきたなあ。ばね指になって頓挫したが、練習するたびに音が出るようになるのは楽しかった。

 ほんとに部屋でも貸してくれないかなあ。くれないなら退院させてほしいなあ。練習するには家のほうが断然いいんだよね。こうしたことには、医師も看護師も役に立たないんだよね。

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