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菅野所長のエッセイ:涅槃からの脱出

人の体というのは良くできているもので、あの状態から約20日になりなんとしている中で、細胞が徐々に復活しているようだ。右臀部を覆っていた紫色の内出血もいつのまにか半分ほどになっている。最近ではようやく仰向けに寝られるし、生活上の支障はかなりなくなった。1週間前は、車に乗ると激痛が走ったが、この間は何とか乗れたし、ソファから起きあがるのもだいぶ平気になったし。

問題は金曜からの恒例のゴルフなのだが、はたしてできるのか、歩けるのか。何十年も続いているコンペで、幹事だから、行かないという選択肢はないのだが。
家では、あれからずっと涅槃のスタイルでテレビを観ているしかないのだが、何とも嫌な映像ばかりで気が重い。証人喚問など予想通りとはいえバカバカしい内容で、とても先進国の議会とは思えない。
サッカーは2戦連続でひどい試合だった。マリ、ウクライナともにW杯には出ない国だが、日本よりもはるかに強い。いや日本が弱すぎる。かつてないほどに弱い。本戦では、参加国最弱の自覚を持って戦う必要があるな。唯一の光明はやはり中島ではないのか。ポルトガルでずいぶん成長したものだ。
で、これ観た?と、ユーチューブで話題になっている中国での映像を見せてもらった。全人代の後あたりでの政権への取材で、「全米テレビ」の記者を名乗る妙に色っぽい赤い服の中国女性が質問をしている映像。これが完全なヨイショ質問、習近平体制への讃辞なのだが、その隣にいる青い服の女性がうんざりした表情を何度か見せる。これが大きな話題になったそうだ。
調べると、この「全米テレビ」というのがインチキで、つまり見え見えのやらせなのである。これに対する街の声は、誰もがやらせとわかっているようで青い服の彼女に好意的であった。これを見せてもらっての僕の心配は、青い服の女性がたちまち左遷、粛正の対象になってしまうだろうなということと、インタビューに応じた市民もかなり危険だではないかということだ。

習近平以降の中国はますます怖い国になっている。監視カメラの数が急増し、現在2億から3億台が設置され、なお増え続けている。すなわち、国全体がパノプティコンシステムの監獄となりつつあるのである。権力者の欲望は果てしない。

まあ、民族的に50くらいあって国土は広大、人口も世界一。こいつをまとめるというのは至難の業であって、いつの時代も力による専制、独裁でしか社会をつくれない国ではあるのだが。
中国なんかと比べれば、日本なんてまとまりやすい国ではあって、そこに統制的な政治など必要はない。のに、現政権の考え方はウルトラに前時代的、中国的なのである。そもそも森友の問題なんか、教育勅語を園児に暗唱させるような学校に安倍夫妻が肩入れしていたことから始まっているわけだし、財務官僚を含めて、国を滅ぼす人っていうのはこの問題で浮かび上がる一連の人たちを指すのではないだろうか。実際、公文書がこうも簡単に改ざんされるのであるから、国の中枢にはすでにたくさんのシロアリが巣くっているという他はない。

さて、お尻と違って競馬の傷は癒えない。高松宮杯、読みはバッチリなのに馬券に繁栄されず。3連複しか取れなかったなあ。今週は、大阪杯。人気はスワーヴリチャード、アルアイン、サトノダイヤモンド、次いでシュヴァルグランなのだが、狙い目は人気のないシュヴァルグランだろう。これと右回りに不安はあるが、今の実力は断トツと思えるスワーブリチャードとの馬連、馬単、3連単中心だな。

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