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東欧の気概

 昨日の地震にはちょっとビビったねえ。東日本以来の大きさだったなあ。揺れ方は違ったけど。福島ではそれ以上の揺れだったという話もある。

 こういうことがあるといろいろ考える。僕はリタイア後海の近くに住みたいのだが、やはり安全ということを考える。リタイアしている身だと、何かあったときにもう挽回できないのでね。

 実は、一時期は浜松が断然の候補だったのだが、東海地震、南海トラフの危険があると思うとちょっとなあと思う。その後、一番住みたいと思うのは東側の伊豆なのだが、東海に近いので微妙だ。そこから遠くて海があるとなると、千葉、房総方面なのだがねえ。どれがいいのか、ああでもないこうでもないとこの悩みはまだまだ続きそうだ。

 しかも、災厄は自然災害とは限らない。ウクライナのことを思うと、一番恐ろしいのはやっぱり人間なんだなあとも言える。戦争はまさに人的災害だ。

 ロシア、北朝鮮、中国といった国が近くにあるんだからね。こうした国の指導者の欲望というのは果てしがないからなあ。北朝鮮は特殊だが、ロシア、中国は伝統だよね。実感したければ、万里の長城を観るのがいい。この国の欲望は桁が違うことがよくわかる。ロシアや中国がどんな国なのか、偏見はよくないけど、その特徴は理解していたほうがいいと思うね。

 それが出来てないのが橋下徹かな。彼は政治的な妥結にこだわっているけど、ロシアの前では、それは降伏を意味することがわかってないようだ。何でそれがわからんかなあと思ったが、やっぱり若いんだよね。僕から言わせると。世代的に「プラハの春」をまったく知らないでしょ。あのとき反ロシアと自由を掲げたチェコスロバキアに対するソ連の有無を言わせぬ武力制圧。チャスラフスカの名とともに僕は忘れることが出来ない。

 チェコ、ポーランド、スロベニアの首相がキエフを訪れ、ゼレンスキーを励ましに行った。その勇気には感動するよね。政治家としての矜持、覚悟、そして友情。それはプラハの春を知る人間、東欧諸国の人間なら即理解できることだろう。たとえ人柱になろうとも反ロシアを貫く、三国の首相たちの気概。そしてウクライナ人の気概。橋下徹がわかってないのはこういうところだ。

 評論家だけでなく、日本の政治家もこうあってほしいと思うが、かなわぬ夢物語だな。でも、世界の首脳がキエフに集合することがあれば、事態が変わることもあるのではないか。たとえば日本がそれを呼びかけるとか、そうしたら僕は終生岸田首相を讃えよう。

 しかし、今や世界は反ロシアだが、アメリカだって同じような国であることは忘れてはいかんね。ロシアは「ウクライナが仕掛けている」と嘘をつくが、かつて「細菌兵器がある」と言ってイラクを侵攻したのはアメリカだしね。いろんなことを忘れたり、目をつぶったり、そのへんどうなんだ。

 そういえば、悠仁親王の作文パクリ事件とかどうなったのか? どこかで受賞していたが、それが撤回されたとも聞かないし。皇族ならパクってもいいのか? 難関校に受かったのはいいが、なんで併願受験していないのか?

 これを扱わない日本の報道機関と、ロシアや中国とではどこが違うのかと思っちゃう。以前、安倍政権を批判するコメンターたちは、圧力かけられて一掃されたしね。日本はああいう国とは違うと能天気に思っていると、それも危うい。いつの世も、どこの世も、権力者というのは尋常でない脅えと欲望を抱いているものなのだろう。

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