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明けまして

明けましておめでとうございます。

 年が明けてからは、ウィルスの感染拡大が急。いままで一番すごそうだ。南ア発のオミクロン株、僕は密かに尾身株と呼んでいたのだが、そんな皮肉を言ってる場合ではないな。重症化しないというのもウィルスの戦略だと思うのだが、重症化しないからこそ厄介というもので、民衆に対して「生かさず殺さず」という考え方を用いたから、徳川幕府は300年も続いたのかなあとの連想もしてしまう。コロナウィルスも、人間を「生かさず殺さず」という構えになってきたのかも。しかも、大晦日の渋谷の賑わいとか見ると、もはや止めようはない感じである。

 五輪を控える中国では、東京と同じ規模の都市西安をもうⅠ週間もロックダウンしているが、こんなこと日本じゃできないしね。そもそも、ロックダウンていうのは刑務所用語でしょ? 基本、監獄国家のやることだし。

 で、あと3週間でオリンピックということだが、世界的な再パンデミックを見ると、開催は危ういんじゃないの。と、去年の6月頃も世界は日本をそう見てたはずだ。開催国とIOCだけが躍起になるわけよね。まああのときは感染も落ち目でラッキーだったけど、僕は今でもやるべきではなかったと思ってる。もうみんなオリンピックのこと,あまり覚えてないでしょ。下手すると、去年あったことさえ。

 1964年のときは、翌年の3月に市川崑監督「東京オリンピック」が公開された。記録映画と言うよりも芸術映画に近いとも言われたが、なかなか見応えがあったよ。少なくとも市川崑の中ではいい出来だ。僕がオリンピックにかかわっていたら、絶対に映画を残したいと思うのだがね。開催が決まった日から、クリント・イーストウッドに依頼交渉すると。間違ってもマーティン・スコテッジには依頼しない。

 イーストウッドは何でも撮れる。音楽映画だってチャーリー・パーカーの「バード」とかモンクの「ストレートノーチェイサー」とかあるし、かつてはモーガンフリーマンの依頼で「インビクタス」を撮った義理堅さもある。イーストウッドの映画なら世界的なヒットも期待できるしね。それをやってれば今頃楽しみもあったのに、何から何までダメだったな。

 さて、正月は何にもしないで過ごした。何もしないで動かないと気管孔の具合はよい。チューブを外して1ヶ月以上になるが、縮小はしたものの、それ以上閉じることはなさそうである。これはつまり、僕の脳や身体がこの人工的な孔を受け入れたということだろう。縮小したことで、異物の混入の恐れも減ったからか、前よりも痰の量が少なくなったような気もする。気のせいか。

 何もしない正月は、例年、お雑煮を自分でつくるのが常だ。一回鍋で作ってしまえば、あとは温めてお餅を入れるだけでいいのでとても便利。お雑煮は、いいだしを取るだけが肝で、とても簡単。僕好みの雑煮なので毎日食べても飽きない。ところが、味付けがよくわからない。これくらい煮て、これくらいの醤油の量だよなあと思うのだが、味見してみるといつもの絶品感がないのだ。単純な料理なので間違いは犯しようがないから、やっぱり自分の味覚が変なのだ。たぶんいつもと同じうまさなのに、それが感じられないということだろう。まあ、まずくはないし、うまいと言えばうまいのだがねえ。ちょっとがっかり。来年はどうしたものか。

僕のリタイア後の生活設計は、海の近くに住んで、気楽にアジとカサゴなどを釣り、とくに毎日カサゴの味噌汁を作るというものなのだが、カサゴの味噌汁のうまさも以前のようには味わえないのかと思うとねえ、悲しいなあ。

 ちょっとがっかりと言えば、皇后杯準決勝で、日テレメニーナが負けたことかな。気温Ⅰ度の宇都宮のスタジアムに行かなくて済んだのはよかったがね。前半早い時間、ゴール前のどさくさ紛れに失点し、そのまま0-1。相手のジェフ千葉はほぼ5バックでゴール前をガチガチに固める堅守のチーム。それを崩せるだけの戦略がなかったかな。

 でもねえ、プロのチームが中高生相手にこんなサッカーやるのはどうなんだ? と思ったが、これこそが日本女子サッカーの悲しい現実だな。トップチームの試合が、世界水準のサッカーからほど遠い、遠すぎる。確かに千葉の堅守はなかなかだが、でも相手が欧米のチームで、空中戦を仕掛けられたら全面崩壊でしょうに。

 協会もしようがないよね。皇后杯と同じ時期に高校選手権をやってるんだもの。男子と違って、女子は、中・高校生でも、代表に近いんだから、高校チームが皇后杯にも参加できるようにしなければね。まったく何も考えてないんじゃないの。

 さて、去年は迷惑しかかけなかった僕なので、今年は新年から職場に恩返し。北海道と沖縄のお菓子福袋を注文。それから、マスク50枚セットを全員に行き渡るように大量注文。何も出来ない所長からのお年玉。でも今年もしばらく迷惑、面倒をおかけします。

 TCCのみなさん。そして、昨年来、応援や励ましをいただいている皆さま、昨年はありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

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