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北廻船のこと

先週はGW、間に出かけていたのでこのコラムはお休みでした。

 ワインのカクテルが今の自分には飲みやすいものだとわかったのは収穫だったかな。新幹線も前のようにガラガラではないね。

 さて今週は耳鼻咽喉科の診察。また主治医が代わったのだが、引き継ぎはちゃんとできているようでいきなりシャント手術の話となった。気管孔の状態も良好だしね。で、手術日の予定は7月1日となった。前後Ⅰ週間の入院はあるが、何事もなければすぐに普通の生活はできるらしい。いやいやここまでくるのに長かったなあと、まだ終わってもいないのに感慨にふけってしまう。でも、もうⅠ年半だからなあ。コロナ禍もあって、ずっと次のステップに進めなかった。これでやっと進めそうだ。ウクライナ情勢も早くそうなるといいね。

 これが無事に済んで話ができるようになることを願う。でも、過大な期待はしないようにしよう。そもそも、その前に、PCRだのといろいろと検査があって、それをクリアしなければいけないしね。いざ決まってみると、何となく緊張してきたなあ。早くその日が来て欲しいとは思うが、膠着状態があまりに長かったせいか、何だか状況が変わるのが少し怖い感じもする。まあそういうものか。人は基本的に保守的なものだからな。

 大した変化というのではないが、「ふらっとあの街 旅ラン10キロ」という番組があって、けっこう楽しみだったのだが最近終了したようだ。走るのが好きなタレントが、日本のいろんな街を走って巡る。あるときに福岡の街編があり、そこを走っていたのは釣り番組にもよく出てくる福島和可菜という女の子だった。ただギャーギャーうるさいだけの子だと思っていたが、フォームは出来ているし、相当走り込んでいるのがわかる。他のランニング番組にも出てたりするので、かの世界では知られているのではないか。

 この子が、釣りのほうで福井の若狭湾でブリを釣っている放送のときに、案内役の釣り師が「これはまだフクラギ(ブリの幼魚の名称)やな」と言うと、この子はすかさず「フクラギですか? そういえば、北海道でもこれをフくラギと言ってました」と応えた。するとおじさんは「ほう、やっぱり北廻船なんやねえ」と感嘆した。和可菜ちゃんはさすがにそれが何を意味するのかわからなかったようだが、観てる僕はちょっと興奮。昔、北海道と関西を結ぶ日本海の海路があり、おもに北海道からの物資を大阪に運ぶ船は北前船、あるいは北廻船と呼ばれていたのだ。その海上交通があってこそ、遠く離れていても呼び名が同じとなるわけである。

 まさか釣り番組でそんな歴史に思いをはせるなんてね。そのおじさんもなかなかインテリだったが、その立役者はこの反応のいい福島和可菜ちゃんである。以来、ちょっと違う目でこの子を見ている。同番組で、トカラで自分の体重ほどもあるGT(ロウニンアジ)を大格闘の末釣り上げたときには、観ているこっちの胸が熱くなった。昔は磯部さちよちゃんだったが、今は和可菜ちゃんね。

 さて今週は牝馬GⅠヴィクトリアマイル。久しぶりに無敗の3冠馬デアリングタクト、白毛の人気者ソダシが出走するなど、なかなか豪華メンバー。何が勝つかわからない。で、ソダシ、ソングライン、デアリングタクト、ファインルージュ、レイパパレ5頭のボックスだな。

 今調べたら、和可菜”ちゃん”とか言ってたが、もう39歳なんですと。しかも、以前は陸上自衛隊にいたんですと。シカゴマラソンで2時間59分で走った記録を持ってるんですと。

似てるとすればレイパパレかなあ。

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