練習に疲れて戻ったら安倍元総理銃撃のニュース。まさかねえ。

　僕の知る限り、こうした出来事は社会党の浅沼委員長が壇上で刺殺された事件だけだな。何十年前のことだ？

　１９６０年か。僕は小さな子どもだったが、世の中がひっくり返るような騒ぎだったのでよく覚えている。

こうしたテロは右翼の専売特許であるから、それが安倍晋三に向かうはずはないし、明確な政治的意図は感じられない。アメリカの乱射事件と近しい性格のものではないかと愚考しているのだが。

　ひとつ気になるのは選挙が近いことだ。昔、選挙間近になって大平正芳が亡くなったとき、政敵であるはずの中曽根康弘が豹変し、「この選挙は、大平さんの弔い合戦です」と派手に喧伝しまくったことがある。それを見て、政治家というのはほんとに恥も外聞もないのだなと思ったものだ。

　今回も、自民党の選挙利用がありやなしや。