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菅野所長のエッセイ:先のことを考えよう

 災いはいつ来るのかわからない。まったく予想だにしないな。

 話は1週間前にさかのぼるのだが、水曜日の夕方くらい、椅子からちょっと腰を上げたら、いきなり腰がガクガクとなった。この忌まわしい感触にははっきりと覚えがある。ぎっくり腰だ。何も悪いことしてないのに、何でこうなるのだ。急ぎ、コルセットを買ってきてもらって、湿布をした。何とか面接を終えて、帰りはタクシーだった。

 翌朝にはだいぶ治まった感じがしたが、もちろん完治などしない。散々悩んだが、金曜から京都のほうに行く予定はキャンセルした。行こうと思えばいける感じもするが、新幹線に乗っている自信がない。あんなかたちで2時間以上も座っていたら、着いた頃にはどうなるか。東さんと先斗町に行く約束もあったが、お座敷はもっとも危険であるし。

 思い返せば、去年の11月の終わりか12月の始めかに長崎に行って以来、何の遊びも楽しみもなく、この日を目標にひたすら仕事をしていたのだったがね。無念である。しかたないから、予定の4日間くらいは腰の養生に当てることにした。その間は、今頃はみんな先斗町で楽しくやってるんだろうなあとか考えてしまう。

 で、まあ、家で寝てる分には平気なので、だいぶよくなった感じがしたが、いざ今週仕事に来るとそうでもない。やはり座るっていうのがよくないんだろうね。昨日なんかは、帰りの電車がつらかった。はやく日曜が来てほしい。

 何も悪いことはしてないと言ったが、過去のぎっくり腰は、ものを持ち上げたり、ゴルフで無理なスウィングをしたり、不用意に腰をかがめたりとか、自分でもわかる明らかな理由があった。以降は十分に気をつけているので、この10年以上はなかったよなあ。たぶん、15年はなかったぞ。

 で、今回の原因だ。ベースとしては老化の問題があるとして、それは除外すれば、執筆作業がいけなかったのだろうと考えられる。この3ヶ月くらい、一年でやるペースのはずなのに、半年のペースになっていたわけだが、結局、PCの前で根を詰めてる時間が長かった。そうしていると、いつのまにか筋肉が固まってしまい、何かの拍子にこういう事態が引き起こされたのではないかと思うのである。真面目にやっていてもいいことがない、こともある。
 こういう静かな作業であっても、今はあまりやってはいけないのだな。しばらくは、執筆もかなり減速しよう。

 ま、しかし、自分でも感心するほどあきらめはいい。何でもまあしかたないかと思ってしまう。このへんは便利な性格だ。今回は残念だったが、3月のゴルフはできるようにしないとなと、それを考えている。夏には北海道で学会もあるしな。楽しいことを考えよう。
 
 楽しみといえば、「アメリカンアイドル」はベスト24が決まってこれからしばらくは楽しめる。問題はサッカーだ。女子代表を見たら、とんでもない有様で、澤以外、4年前のメンバーと1ミリも変わらない布陣。まったく、この4年、佐々木は何をしてきたのだと呆れる。その下の世代もひどかったが、これも監督の力のなさがよく見えた。
 男子A代表は、ハリルホジッチ監督が内定したようだが、チームづくりのためにはなかなかいい人選のような気がする。あのオシムも推薦したというし。ただし、今の選手の顔ぶれではどうやっても結果は出ないだろう。4年後くらいを見据えて、大幅な入れ替え、20代前半で固めたほうがいい。どんな組織でもそうだが、つねに先を見ていないとね。ああ、それは一個人にも当てはまるな。目先のことばかり考えないことだ。
  

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