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一夜明けて

 木曜に入院して、昨日の午後に手術。予定通りに進んだが、術後は点滴と尿のカテーテルを挿し込まれていて、ただベッドに伏せるだけだった。木曜の夜9時からずっと食べることも飲むことも禁止。ひじょうにつらい。今日の早朝5時にカテーテルが外され、やっと動けるようになった。術後は焼けつく感じがした喉の痛みもほぼなくなったし。

 でも、まだ医師の説明もないので手術が成功したのかどうかもよくわからない。こんな目に遭ってうまくいきませんでしたということになると、何だかなあ。他の病院にした方がよかったんじゃないかとの疑念がかすめなくもない。ま、何も言われないから「失敗」ということではないのだろうが。

 朝も早くからニュースで印象的なのは、元ゲスフーのギタリスト、ランディ・バックマンの盗まれたギターが46年ぶりに本人の元に返るというものだ。そういえば、ゲスフーのギターは、赤っぽいセミアコだった。グレッチのギターだったことまでは気がつかなかったけど。

 彼がバックマン・ターナー・オーバードライブ(懐かし!)で活動中にカナダで盗難に遭ったんですと。以来、ずっと探し続けてきて、最近友人が顔認証ソフトを使ってアイデンティファイしたらしい。それは日本のギタリストであり、作曲家のTAKESHIに渡っていたのだった。年寄りの僕はよく知らない人だが。で、どこでどうなったのか、彼が日本の楽器店で買ったものなのである。ここにバックマンから連絡が来て、結局本人のもとに戻ることになった。場所は日本、東京アメリカンクラブで、7月2日だ。

 というと、今日じゃないか。朝からこの記事を見て、何だか自分のこと以上にこっちが気になっている。何というかいい話だなあと。ゲスフーはそんなに大したバンドじゃなかったし、当時のバックマンはロック史上最もかっこよくないギタリストの一人だったなあと僕は思っているけど、そのギターに対する愛は確かだなあと思うのである。何でも、リンゴスターと組んだときに使ったギターと交換してもいいと言っているらしい。

 と、こんな手術の後なのにのんきなことを考えてるなあと我ながらあきれるところもある。まあ、なるようにしかならないということなんで。その後のことはまた報告します。

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