菅野所長のエッセイ:食当たりの季節

 激太りのレディ・ガガが、コンサートのステージで何回も吐きまくるという醜態を演じたというニュースがあったが、先週末の私はガガどころではなかった。何と食中毒。悲惨。

 先週の金曜は10半頃帰ったのかなあ、コンビニで焼きそばとついでに買った唐揚げを食べたのだが、ま、どちらかがよくなかったらしい。夜中の12時過ぎに、急に前触れもなく首から上がカーッと熱くなり、頭がグラグラ、気持ちが悪くなってくる。あ、これは食中毒に間違いないと思ったのは、かれこれ20年前以上に寿司屋でサバに当たったことがあるからだ。あのときも同じようにカーッと熱くなった。時間も同じ。食べてから2時間くらい。

 違うのは、サバは全身にものすごい蕁麻疹が出たが、今回はそれはない。たぶんあのときよりはマシなんだろうなと思う。でもつらい。気分は最悪。もうこのまま死んじゃうんじゃないかと、そんなはずもないのだろうが脳裏をよぎる。あのときもこんなにつらかったのかなあと思い出そうとするが、はるか昔のことなのでよくわからない。たぶん、ものすごい蕁麻疹のほうに気を奪われていたのかもしれない。

 で、おきまりの嘔吐、下痢である。もう吐くものなんかないのに、夜通しトイレに。ついでに下痢も。下痢している間に吐き気、吐いているときに下痢が襲ってくるとこれがまた、ご想像にお任せするが、ひじょうに難儀なのである。それ以外は横になっているしか術はない。どんな超人もこの事態には勝てるはずもない。ちょっと良くなったような気がして立ち上がると、途端に気持ち悪くなり、吐き気が襲う。それでトイレに行ってまた横になる。
 とにかく身体に取り入れてしまった毒素が体外に出るまではこれが続くんだなあと思う。翌日はあまり症状が出なくなったが、立つと気持ち悪くなるのは変わらず。もう前の晩からほとんど仕事はあきらめていたが、予想以上で、そもそも歩くことができない。仕事場に電話してキャンセルの手続きをやってもらうが、こういう場合はいつもほんとうに申し訳ない気分だ。夕方からは学会関係の大事な会議があったのだが、これもキャンセルするしかない。あとで、実質的には行かなくても大丈夫なことがわかって少しホッとしたけど。

 日曜はひたすら横になって過ごす。月曜は暦の上では休日だが、大学のほうには行かなくてはいけない日だった。でも、当然無理。気持ち悪さや症状はないが、とにかく歩けない。日曜に、おかゆなどを買うためにしかたないからコンビニまで歩いたが、それだけでもう全身の力が失われ、帰った途端に倒れるように横になる有様。いやあ、もうダメですね、ああなると。たまたまテレビで観たが、食中毒というのは、1年で9月と10月が一番多いんですと。知らなかったなあ。

 で、火曜からやることをやっているだが、一日一日回復しているのがわかる。そのバロメーターは駅の階段。火曜なんかは登るのがほんとにつらくてつらくて。完全に高齢者の気分。今日あたりもまだしんどいと感じるのだが、かなりマシだ。
 明日は山梨まで行かなければいけないし、日曜も都内だが仕事だ。ま、さすがにもう大丈夫だけど。でも、ものをちゃんと食べられるだろうか。懇親会もあるし。

 てなわけで、日曜のGⅠ秋華賞は観戦できず。もうこれは⑭ジェントルドンナで1着は堅い。1着固定の3連単だが、2,3着を絞るか広げるか、それが問題だ。

 ああ、凱旋門賞のオルフェーブルは残念だった。エルコンドルパサーのときとほとんど同じような負け方。デジャブか?と思うほどだ。あれが1999年。単純計算では、あと約20年経たないと期待馬は出てこないのかと思ったが、あっそうか、オルフェーブルが元気でまた来年チャレンジしてくれればまだ「この眼が黒いうちに」の期待は持てるな。くれぐれも食あたりなどさせぬよう、厩舎関係者に注意を促しておきたい。

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