菅野所長のエッセイ:野球が終わる季節

 レッドソックスがワールドシリーズを制したとき、マウンドにいたのはやはり上原だった。MVPは他に譲ったが、一年間を通してみれば、上原こそMVPにふさわしい。
 僕は巨人は嫌いなのだが、上原は別だった。巨人時代、松井にタイトルを取らせるために勝負させてもらえなかった上原はマウンドで泣いていた。たぶんそのとき、日本の野球を完全に見限っったのだと思う。最盛期を過ぎてからメジャーに行ったせいか、ずっとくすぶっていたが、今シーズンの上原は神懸かりの活躍だったな、しかし。

 隔世の感と言うか、昔は、王の記録を破らせないために何人かの外国人選手が邪魔をされたが、今年は違ったね。バレンティンがものすごいペースでホームランを量産し、記録に迫ろうとしたとき、他球団のファンまでも勝負しろとヤジを飛ばしていた。今の人たちは、誰がが記録を作ろうといいと思ってるんだよね。ほんとに昔の人間というのは了見が狭かったということだ。というより、やっぱり巨人なんだが。

 その巨人がいよいよ崖っぷち。戦前は圧倒的に優位と言われていたが、楽天に王手をかけられている。愉快である。しかし、楽天は第6戦の田中にすべてを賭けるようだが、戦法としてはどうかと思う。ま、星野の焦りが伝わる采配である。来年は田中がメジャーに行きそうなので、今年を逃したら無理だからな。なんせ、24勝0敗の怪物がいなくなるんだから。しかし、この焦りの迷采配が次の1戦を超面白くしてくれる。どちらも背水ということで。田中が完全試合でもしてくれて、そして来年はメジャーにいくのが理想だな。

 て、野球のことばかりだが、野球のシーズンが終わるともう晩秋という趣だなあ。例年これくらいから調子が悪くなるのだが、実はすでに先週の金曜あたりから体調が最悪となっていた。頭が痛くて、背中とか、節々が痛くて、寒気がし、鼻水くしゃみに悩まされた。つまり風邪を引いたわけだが、これがつらかった。家には葛根湯くらいしかなく、もうそれも効果なし。でも家を出るのもつらいので、やっと月曜に薬を買いに行った。

 火曜からは遠くに出張だったのだが、こういうときの飛行機は地獄である。耳が激痛となり、もうこのままどうなってしまうのかと思うほどだった。着陸すると収まるのだがね。こういう目にあったのは、今から20年か、15年くらい前だったか、北海道から帰ってくる便で同じ状態になったなあ。あのときも熱があったんだろうな。隣席の人に心配されご迷惑をおかけした。で、このとき飛行機の隣席だったのは、当時ICUのT先生。縁あって、この5月からTCCに来ていただいていてたいへん助けられているのだ。

 風邪でどうしようない身体だったが、家で競馬くらいはできる。先週天皇賞は2着ジェントルドンナを本命にしていたのちょっとだけ3連単を取ったのだが、WIN5が惜しかった。4レース終わって、あとは天皇賞を残すのみ。ジェントルドンナ、エイシンフラッシュ、トウケイヘイローと3頭買ってあるので万全と思っていたところ、1着はジャスタウェイ。ガックリし、そのまま寝入ってしまった。

 来週のために、明日までがんばって、2日間はじっくり休養しないとね。  

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