菅野所長のエッセイ:退院近し

今日の早朝、ついに左腕の点滴が外れた。これでもう僕を阻むものはないな。病室から見える富士山がきれいだ。関西の人ならもっとテンションが上がるだろうに。次いで、主治医の検診があり、来週の明けには退院してもという話が出る。今週末でもいいかなとも。順調なんだろうね。自分でも体調がよくなっているのがわかるが。頻尿気味なのと、喉穴に痰が絡むのが気になるけど。

さてしかし、退院したからすべてオーケーではない。喉穴のメンテナンスは今後厄介な仕事だ。痰が絡むと呼吸難となるし、自分で吸引技術を磨かなければならない。また、ここに水滴が入ると肺にいってしまうのでとても危険なので、シャワーの仕方などもこれからオリエンテーションがある。何より、声を出すにも訓練が必要だが、今のところ何もしていないので、どうなるものかわからない。僕としては電気じゃなくて、食道発声をしたいのだが、これは習得に時間がかかるという。いずれにしろ、退院イコール社会復帰ではないので、仕事に戻るにはまだまだ時間がかかるということだ。

まあしかし、ちょっとのんびりしたいよね。今回は苦しい戦いだったし、とりあえずの勝利をかみしめたいところだ。こんな僕を応援してくれたり、心配してくれた方々とお会いできるのは、残念ながら、まだちょっと先だな。

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