菅野所長のエッセイ:祭りの後で

 アメリカンアイドル#11が予想通り、フィリップ・フィリップスの優勝で終わった。予想通りというのは、投票するのは若い女の子が多いので、若い男が有利だからだ。今回は史上最多、1億3200万票というから驚く。11年目にしてこのパワー。視聴率はだいぶ下がったという噂もあるのだが、アメリカのエンタメ、ミュージックシーンというのはすごいものである。

 一方敗れた16歳の歌姫ジェシカ・サンチェスだが、グランドフィナーレでのパフォーマンスは、演出的に主役級で、とくにグラミー受賞者のジェニファー・ホリディとの共演は、番組史上でも抜きん出たパフォーマンスである。関心ある人はぜひユー・チューブで。

 ジェシカは、何と、1週後に行われた、フィリピンの英雄ボクサー、マニー・パッキャオのタイトルマッチ戦でアメリカ国歌を独唱している。離れ業というか何と言うか、一気に何十段もスターへの道を駆け上がってしまったかのようだ。それだけポスト・ホイットニーが待望されていたんだろうなと思う。アデルはイギリス人だし。
 ジェシカは勝ち上がる中で何度かホイットニーの曲を歌っていて、それはなかなかすごいものなのである。うーん、全盛期のホイットニーには及ばないんだけどね。

 祭りの後はさびしい。アメアイ再開までまた一年か。
今はサッカーヨーロッパ選手権があるが、仕事をする人間には時間帯がきつい。ただ、長年不振をかこっていたフランスがそこそこ存在感を見せつけるだけのチームになっている。これはうれしいことだ。スペインはあいかわらずすごいが、点取り屋ビジャがいないので、今後強豪と当たったときには響いてくるかもしれない。となると、欠点の少ないのはやはりドイツで、これが本命なんだろうなあ。

 日本のサッカーは、上々の滑り出し。オーストラリア戦は引き分けで御の字。1-3、0-2くらいで負けてもおかしくなかった。何しろ前日にラグビーの試合をやったピッチで、DFの吉田はいないしで、相手は死にものぐるいだしで、よく引き分けで終わった。しかし、今後DFが心配だ。下手をすると、栗原と伊野波なんて組み合わせなんてこともある。そうなったら、いくら点取っても追いつかないかも。

 このところ忙しい。今週ようやく締め切りの原稿を出すことができてホッとしたなあ。考える時間が少なくて。何か新しいことをひねり出すのは大変だ。以前なら月に3本くらい平気でやっていたのに、今は1本でもきつい。ま、しかし、これで次の原稿や仕事の着想に取りかかれる。いろいろあるんだよなあ。もうちょっと時間ができればいいのだが、そうもいかないようである。

 オウムの最後の逃亡者がやっと捕まった。17年前か。ああいうバカな若者たちを産み出してしまったのはなぜだったのか、この17年日本人は考えてきたのかなあ。

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