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菅野所長のエッセイ:受け容れ上手

 うーむ、今週は特筆すべきことなど何もないなあ。毎日とにかく仕事ばかりで、当たり前と言えば当たり前なのだが、単調と言えば単調きわまりない生活のような気もする。ちょっと変化がないと、どうもいかん、1週間の過ぎるのが遅い。7月の2週目くらいまではこんな感じでときは進むんだろう。

 ほんとはユーロを楽しみたいのだが、なにせ時間帯が遅い。そうだ、なでしこジャパンの試合はちゃんと観たのだった。アメリカにはボコボコにされたわけだが、やはり実力はあちらが上である。しかも、日本に対して徹底研究したようだし、このままでは危うい。もっとも、他の選手の力を測るためだろうが、スタメンに不動のセンターバック熊谷を起用しなかった。で、立て続けに右サイドをぶち抜かれてしまった。このチームはDFに熊谷、岩清水を揃えないとトップクラスとは対抗できない。

 しかも、W杯優勝で浮かれ、やれCMやインタビューで忙しかったためか、ほとんどの選手が成長してない。W杯のときより伸びているのは、熊谷、宇津木だけかな。病み上がりの澤はまったく戻っていないし、鮫島、近賀のサイドバックもまったくダメ。坂口も。宮間、川澄、大野とかはもはや伸び代はないしで、佐々木監督も頭が痛いことだろう。一度たがが緩んだものを立て直すっていうのは大変だろうからなあ。

 その点、僕は暇にならないので緩むこともできない。誰もちやほやしてくれないしね。この季節は苦手なのだが、今のところいちおうちゃんとできてる感じ。空いた時間には、原稿とか資料作りとかけっこう着々とやっているので、自分でもちょっと驚いているほどだ。何なんだろうなあ、たぶんあきらめてるからかなあ。こういう現実ならもうしかたないと受け容れているというか。

 受け容れるといえば、今年のゴルフ全米オープンは最高に厳しい設定で行われた。世界一の大会はマスターズということになっているが、もっとも難しいのは全米オープンなのである。今年の優勝スコアは1オーバーだった。4日間やって、世界最高のプロたちがアンダーパーを出せない。観てると、まるで僕たちと同じようにミスしたり、パットを外すんだよね。
 解説者はしきりに、こういう設定では、ミスを受け容れられるかどうかがポイントだと言っていたが、まさにそうだ。タイガーがそうだったように、失敗を引きずっているとずるずると泥沼にはまり込んでいく。強く柔らかいハートが必要。

 僕らアマチュアはいつもそういうゴルフである。下手だから、うまくいくことなどほとんどない。毎回失敗と言ってもいい。そのことを当たり前のように受け容れることが肝心なのである。他の人たちよりも飛ばないし、実力も欠ける僕だが、その点がわりとできているので、勝負には勝っちゃうことが多い。で、みんな悔しがると。

 さて競馬は、自分が走るわけではないのでゴルフとは違うな。これまた外れてばっかり。今週は夏のグランプリ宝塚記念だ。これまた難しいなあ。何と言ってもオルフェーブルの取捨である。僕としては、さしあたって②ショウナンマイティと⑦ルーラーシップの3連単マルチかなあとひじょうに無難なことを考えているのだが。強気にいくのなら、すっかり人気がなくなった⑧アーネストリーと、夢よ再び⑨ビートブラックだが。負けても受け容れられるような負け方をしようか。

 

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