菅野所長のエッセイ:信じ切れない自分が悪い

今週はちょっと休みを入れたので、比較的楽な1週間だった。
とはいえ、検診に行って早く終わったのはいいが、下剤を飲むために半日は動けずだったりする。ユーロ準決のスペイン×ポルトガル戦は途中でダウンしてしまった。ドイツ×イタリアは次の日に休みにしたので、完全観戦。翌日は何回も昼寝。

 優勝候補ナンバーワンのドイツだったが、苦手なイタリアに完敗。まんまと術中に入るというのはこういうことを言うのか、イタリアはうまい。戦前は低評価だったがね。予選リーグの第1戦でスペインと引き分けたのはまぐれじゃなかったのだ。まぐれではスペインとは引き分けられないのだな。この時点イタリアも優勝候補と言えたのだろう。

 スペイン×ポルトガル戦はあまり面白いゲームとは言えなかったね。だから、僕も途中で寝ちゃったのだろう。一方、ドイツ・イタリア戦は、イタリアの完勝とはいえ、中身は大変に面白く、眠気も出てこない。

 これで決勝はスペイン×イタリアとなったが、たぶん見応え十分だろう。勝ったほうが財政破綻から逃れられる、わけないだろ。が、スペインとしては、債務国相手では遠慮しちゃうかもしれないからこれでよかったのかも。しかし、サッカーの強さは国力とあまり関係ないのがいいところ。
 さて、真面目な話、スペインにはジャビとイニエスタがいるが、何と言ってもイタリアにはピルロがいる。日本代表の遠藤保仁はときにピルロと比較されるが、まあ2,3倍はピルロのほうが上だな。もう33歳だが、パスだけでなく運動量も多い。”悪童”バロテッリという飛び道具があるのもイタリアの強みだ。今回のスペインにはこれがない。決勝は日曜の深夜。何とか観られそうだぜ。僕はスペインに勝って欲しいんだけど。

 勝っては欲しいが、ほんとに勝つのかというと確信は持てない。まさに宝塚記念のオルフェーブルがそうで、本調子でもなさそうなのに圧勝である。池江調教師のインタビューがまた何ともで、
アナ「いまオルフェーブルに声をかけるとすれば何と?」
池江「信じてあげなくてゴメンね」
 うーむ、調教師がこれだから、ファンはもっと半信半疑。調教師が「今回は7分の出来」と言うんだからね。いちおう一番人気にはなったが、3連単が1万円以上ついたのがこれを物語る。
 僕の予想は、⑦ルーラーシップと②ショウナンマイティからの3連単マルチで、これに⑪オルフェーブルを絡めている。結果は⑪ー⑦ー②。本来なら見事な的中と言えるのだがね。何とも複雑な気分である。
 池江クン、せめて君がオルフェーブルをもっと信じて、「8割から9割の出来です」と言ってくれれば、あるいは7分の出来ならば出走取り消しにしてくれれば、僕の財布はもっと潤ったのだよと、自分のことは棚に上げて調教師を責めたい気分なのである。ああ情けない。ま、いい教訓だな。自分の目だけを信じろと。

 しかし、世界には100%信頼に足る馬もいるのか。イギリスのフランケルは11連勝、すべて圧勝。フランケルは「不乱蹴る」? あとオーストラリアのブラックキャビアは、先日はイギリスGⅠに遠征して22連勝。日本にもこれくらいの馬が出てきて欲しいものだ。
 ともあれ、これでオルフェーブルは凱旋門賞に行くだろう。ディープインパクト以来の期待馬で、しかも、パワーがあるので重い芝も克服してくれるのではないか。これで勝てなかったら、僕が生きてるうちは日本馬の凱旋門賞制覇はないのではないかな。とにかく、そのときには、「100%の出来です」と言ってもらいたいものだ。
 

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