菅野所長のエッセイ:なでしこは偉い

まあ世の中にはありえそうもないことがときに起こる。
女子サッカーのW杯優勝もそうだろう。

かなり期待はしていたのだが、試合を観ている限り、勝つ要素はひじょうに少なかった。もっとも、アメリカ戦は記録上引き分けなので、勝ってはいないのだが。

ドイツ戦もそうだったが、3:7くらいで試合内容は押されていたな。女子サッカーは現在アメリカとドイツが抜けて強い。しかし、一発勝負。この2チームと当たって優勝だからケチのつけようはないよね。
もう情報はだいぶ広まったろうが、女子サッカーはずっと低迷期で、一番どん底のときにはリーグ戦の観客数が180人平均だったとか。これからは5000人は入ってほしいね。それから協会はボーナスをドンと上げるべきだろう。男子の場合、W杯の優勝は一人5000万、女子は150万。なんと3%。それはないだろ。1000万くらいは出したらどうか。もちろんそれくらいの価値は十分にある。僕からすれば、自分の生きているうちにこんなことがあろうかというくらいの出来事だもんな。

それにしても、オシムの言う「日本の日本化」は女子サッカーの中で結実したと言える。これで男子サッカーの進むべき道もますますはっきりしたことが喜ばしい。

しかし、実に面白いチームだね、なでしこジャパンは。よく観ていると、どの選手もたくさん凡プレーをして、同じくらいに好プレーをする。で、失敗をみなで取り返す。誰も献身を惜しまない。安藤なんかいい見本。ほんとに偉いなあ。

日本はやっぱり女性のほうがすごいんだと思わざるを得ない。自分も含め、男はダメだからなあ。おそらく「日本の日本化」を邪魔し、経済でも何でもすべての領域で停滞している原因は、男のエゴにあるのではないかと思ってきた。
宮間なんか、優勝が決まったときに、すぐにアメリカチームを慰めにいってるんだから。そんなことができる選手は男子にはいないだろう。

ということもあり、何事もあきらめずにやっていけばこういう素晴らしいこともあると。「あきらめたらそこで終わりだよ」の、スラムダンクは安藤先生の言葉が思い出される。僕もいつかは2億円が当たるかもしれないと、WIN5を買い続けていこう。って、何を学んだのだ!のお叱りを受けそうだが。そういうことじゃないよね。

でも、いま何も楽しいことがないので、競馬をやっている日曜が唯一の楽しみなのだ。

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