菅野所長のエッセイ:こんな代表観たことない

今週は、ほんとに「夏!」という感じで、これがピークならいいかなと思う。というのも、明日からちょっと涼しいところにいってくるので、帰ってくるのが怖いからである。
今週は、しかし、暑さを吹き飛ばす日韓戦。仕事で生は観られないので、ぬかりなく録画しといたのを帰宅後すぐに観た。いやあ、びっくり。最初の5分は魅了されたくらい。こんな代表は今まで見たことない。

それというのもドルトムントの香川である。ほぼピッチの王様だったな。あの1点目などは、代表戦の歴史でもベストゴールではないのか。「おおー!」と、思わずでかい声を出してしまったほどだ。あの素早い動きは、一週間前のブンデスリーガ初戦のシャルケ戦でみせたシュートの再現みたいだった。こっちはポストに当たってゴールはならなかったけどね。

香川は今や日本のパク・チソンである。そのパク・チソンが代表を引退した韓国は交代期で、しかもKリーグの八百長事件などで実情が悪い。ベストの韓国ではなかったから点差を鵜呑みにはできないけど、それでも今回の日韓戦は世界レベルな感じがした。全体的には、やはりなでしこジャパンの影響というのも感じられるな。

それと岡崎負傷により急きょ入った代表初選出の清武(セ大阪)がよくやった。五輪代表からの飛び級ってやつだが、あれだけやれるのはたいしたものだ。ザッケローニはこういう才能をちゃんと見出せる人である。思い起こせば、香川の才能と実力を見抜けなかったのは岡田だったなあ。

後半かなり攻め込まれたが、これは長谷部と遠藤を外したからだろう。阿部や家長ではこの二人の代役としてはかなり役不足。そういうことがわかったのも収穫といえば収穫だ。とにかく灼熱のアジア予選は多くの選手を使わなければならないし、つねにベストメンバーで戦うわけにもいかない。

ここにアーセナルの宮市がそのうち入ってくるのかと思うとわくわくするが、案外あれほど厚いとされた中盤が今は手薄なのかもしれないと心配になる。FWは香川、岡崎、本田でいいもんな。弱体のDFをカバーできるボランチ候補がもう1,2枚欲しい。遠藤は年齢的に次のW杯となるとなあ。

9月になると学会とかいろいろ忙しい。それまでに片づけておかなければいけない原稿とか資料がたくさんあって、こういうのはまとまった時間がないとできないのが情けない。
2,3時間あると思うと1時間でできるが、1時間しかないと思うと全然できない。気力が衰えたのかなあ。枯渇したのか。

しかし、昨日はパワーポイントの資料をバイトの学生さんに頼んだらあっという間にやってくれた。若い人は違うぜ。この窮地だから、ありがたいことこの上なし。今度うなぎ屋さんに連れて行ってあげよう。原稿も3つ送ったし、資料もほぼできたし。少し安心して休みを迎えることができそうだ。

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