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 社会学者見田宗介氏が亡くなった。真木悠介のペンネームでもいくつかの本を出している。代表作は「現代社会の存立構造」「気流の鳴る音」か。

 実は、僕はブラブラしてた頃にこの人と知己を得、酒を飲んだり、いろいろと話をしたりしたのだが、まあ真面目な人だったな。当時は東大の教員になりたてくらいだったろうか、理想的な社会、あるいは関係とはどういうものなのかをひたすら追求していた。その一環としてサブカルチャーに興味を抱き、かかわろうとしていた。当時としては珍しい学者だったのではないかと思う。でも僕みたいな人間からすれば、比叡山から下りたいと願いながら下りられない高僧という感じだったかな。行基とか西行という感じではなかった。

 若い頃の話だ。懐かしい。合掌。

 ウクライナ東部ではこれから激戦が始まるのだろうか。戦闘は長期化の構えだ。早く平和が訪れることを、無力ながらに祈りたい。

 しかし、今回のようなことが起きた背景をいろいろと考える。ひとつには、近年、世界的な兆候として見られる右傾化のことだ。

 僕みたいな世代からしたら、ベトナム戦争が終わり、ベルリンの壁が崩壊し、ソ連邦が解体する、そんな大きな流れがあって、その間湾岸戦争とかもあり、遅い歩みではあるけれども、かつての暗黒のような時代から世界はいい方向に向かっているのだと思っていた。ところが、プーチンが長期政権を築き、トランプが大きな支持を得る。自由の国の代表のようなフランスであっても、大統領選で極右派がマクロンに肉薄するとか、どうにも妙な流れがうねりのように起きている。

 日本でも、数年前に、陸上自衛隊が懸案事項として「反戦デモの制圧」を取り上げていたことが先日発覚した。安倍政権下ではこのような恐ろしい事態が進行していたのである。デモの権利を奪うことはもとよりであるが、そもそも治安維持は警察の仕事であって自衛隊の仕事ではない。まったく、とんでもないね。

 なんで世界的にそうなっているのか? よくはわからん。でも、何かしらのほころび、民主主義のほころびなのだろうとは思う。一時期から、右巻きの人間たちは、民主主義によって到達した現状を「平和ぼけ」となじり、軍拡を主張するわけだが、ほんとのところは、ぼけていると言うよりも、平和であることの検証や努力を怠ってきたということではないだろうか。家族や夫婦と同じで、その平和を維持するためには相応の努力をしなければならない。組織も同じだね。

 その努力の中には、専制や独裁の芽を摘むということも含まれているはずである。しかしながら、民主主義という文化にあっては、異質なものをむやみに排除はしない、尊重するという精神がある。だから、許す、大目に見るということが一般的だ。このことはとてもいいことではあるが、徐々に排他的な思想の増殖を許すことになっていったと思う。庇を貸して母屋を取られる的な。

 そのようなことにならないようにと、社会的なチェック装置としてあるべきがマスコミ、報道なのだが、これの弱体化はいかんともしがたい。これまた僕のような世代の話になるが、ウオーターゲート事件でニクソンを大統領から追いやったのは二人の新聞記者だった。同じく闇将軍と呼ばれた田中角栄を引きずり下ろしたのは、一介のジャーナリスト立花隆だった。「ペンの力」というのは幻像ではない。と僕のような世代は思っている。でも、ネット社会になってしまったことが背景として大きいのかなあ。

 とはいえ、こうしたこともすべて次の時代、次のステップに向かうための助走なのだろうかとも考える。でも、いつになっても、人間にはもうひとつ叡知が足りないのかも。

 さて、気管孔の出血が少なくなってきている。でも、高止まりのコロナ感染状況を見ると、手術はまだまだ先のことだろうから、あいかわらずの役立たずでいるしかない。で、今回はちょっと役に立つ情報を。

 「奇跡のカレーライス」を送ってくれた若夫婦から、出産の内祝ということで送られてきたのがタオルセット。これが使ってみると、今まで見たこともない吸収力で、頭を何回かゴシゴシするだけでドライヤーなど要らないかなと思うくらいに乾く。もう感動的でさえある。ある酒の席で皆の前でこれを話したのだが、なぜだか、もうひとつ反応が薄い。ちぇー、何だかなあと思ったのだが、そうか、僕の毛髪の量では説得力がなかった、と後で気づいた。50過ぎくらいから頭頂部のハゲ方が急だからねえ。確かに。でも、それくらいのことは織り込み済みで話してるんだけどね。ということで、これは「育てるタオル」というものです。ちょっと高いけど、一度試してみればわかる。このタオルはすごい。シャンプー後の女性にはとくにおすすめだ。

 つぎに紹介するのは、柑橘類の皮むき器「ムッキーちゃん」だ。

 奄美に行ってタンカンの美味しさに感動したのだが、ほんらい僕は柑橘類が大好物。しかし、あの固い皮をむくのが嫌で敬遠していたのだった。でも、また食べようかなと思い立ち、「ムッキーちゃん」を知ることになった。ネットでは大評判。さっそく購入。値段は300円台。アマゾンじゃないと、送料のほうが高くつく。で、これが評判通り。便利なことこの上ない。楽にむけるし、もうひとつの機能では房をすっと切って食べやすくすることもできる。これを考えついた人こそ天才と呼ばれるべきだろう。 しぶきが目に入ったり、皮が爪の間に入っちゃうから柑橘類はちょっとぉ、という方におすすめ。

さて、桜花賞は惨敗だった。あのくらい外れると惜しくもなくていい。今週は皐月賞。本命は⑱イクイノックスだが、何と大外枠。先週に続いて馬券の神様の意地悪。でも、この馬の強さに賭けてみようか。相手はたくさん。①ダノンベルーガ②アスクビクターモア④キラーアビリティ⑩ジャスティンパレス⑪オニャンコポン⑭ジオグリフ⑯デシエルトの8頭へ、馬単と三連複。⑪「オニャンコポン」はオモシロ馬名ではなく、ペルー語で「偉大な者」という意味だそうだ。

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