菅野所長のエッセイ:今週の空模様


早くも桜が満開というこの頃だが、僕のほうはもうひとつパッとしない。

火曜日、先週のCTの結果を聞きに行ったのだが、肺に何やら影があるとのこと。血液検査での白血球の値も良くないと。「ガンではないと思うが、肺炎とか結核の疑いがある」と。えー。この年で肺炎とか大変じゃないかと思ったが、自覚症状としてはほとんどない。で、明日は呼吸器科での診察となった。空は花曇りだ。

それで、今日は呼吸器科へ。担当医師は快活な人で、レントゲンを撮ってから話をしましょうと言う。で、急遽レントゲンを撮ってまた問診。さすがは専門と言うべきか、だいたい把握している様子がうかがえる。それによると、肺炎なんだろうが、レントゲンはきれい。抗生剤を2週間飲んでいれば、CTも血液も問題なくなるでしょうと言ってくれた。いやあ、それが本当なら何とうれしいことか。曇りから晴れ間が見えた。

第一によいのは、転移が今のところ認められないことだな。主治医も「大きめに切りましたからね」とまた言ってた。バナナで言えば、傷んでるところをだけを切り取るんじゃなくて、その周りの傷んでないところも余分に取っちゃうということだ。慎重を期してね。なおかつ、近場のリンパ節まで切除してるんだからねえ。顎下の形状が変わったもんな。そのあたりの腫れもかなり引いたけど。

痰はあいかわらずだが、血がほとんど混じらなくなった。トンネルの中もだいぶ整備されてきたようだ。これは主治医の意思に反して、チューブの使用が功を奏している。この人は抗生物質も嫌いみたいなのだが、それも使ってくれていれば、予後はもっと良かったんじゃないのか? 肺の心配も要らなかったんじゃないのか?

まあいいか。今回の検査の結果がいちばん怖かったけど、最悪は免れたようだしね。あと2週間もすれば肺の状態もすっきりするということだし。早く発声の訓練ができるようになるといいなあと思うが、解除宣言する前からリバウンドが始まっていた様子で、まだこの先にビッグウェーブがあるかもしれないなあ。東京の感染数はまた増えてるし、陽性率もすごく高い。オリンピックをやるとなると、選手や関係者だけでも9万人が来日してくる。これまでの国や都の対処を見てると、とてもケアできないでしょ。とんでもない事態になりそうな気がする。とにかく中止しなさい。私益より国益を大事にしよう。