私は喫煙者ではないのだが、急に煙草を喫いたくなることが度々ある。
食後や手持ち無沙汰な時、コーヒーを飲んでいる時、誰かが煙草を喫っているのを見た時、風が吹いている時(これについては理由がよく分からない)。
「ああ、煙草が喫いたいなあ」とつい親しい人には言ってしまうのだが、それだけで大変嫌がられてしまう。
学生時代、先輩に無理矢理煙草を喫わされた。煙草はうまいと思った。これはハマってしまうかもしれないと危惧したが、翌日声が全然出なくなってしまったので、続けて喫うことはなかった。
幼少期、周囲の大人達は喫煙者だった。その人達に囲まれて育ったので、私にとって煙草は身近なものだったのだろう。
一人で墓参りする時があったら、故人と一緒に煙草を喫ってみようかと思う。