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スタッフコラム ~自然についての徒然~

ある休日。
マンションの庭掃除をしていたら、タンポポの綿毛を見つけて、とても懐かしく、嬉しい気持ちになりました。

子供のころは、綿帽子を探すのはもちろん、四つ葉のクローバーを探したり、つつじの花の蜜を吸ったり、おしろい花の種を集めたりと、道々の自然と戯れながら生活していたことを思い出しました。

いつの間にか日々の雑事や都会の喧騒に追われて、そうした“自然アンテナ”が低くなっていたなと一人思いながら、フーッと綿帽子を吹いてみたら、

これが手ごわくて、なかなか飛びません。

子供の頃はもう少し簡単に飛んだ記憶があるのですが…。
その頃の方が肺活量が多かった…はずもないので、きっと自然に対する“良い加減”を知っていたんだろうなと、今の自分を少し滑稽に感じながら、もう一度思い切り吹いてみました。

またとある日。
被災地に医療支援に行った先輩がメールをくれました。『小さな命見つけました』と題されたそのメールには、がれき撤去を手伝ったご自宅の庭に咲く、ひっそりと、でも鮮やかに咲く赤色の小花の写真が添えられていて、胸が温かくなりました。

人の生活を豊かにするのも自然、一方で人の尊い命を奪うのも自然。

そのエネルギーの大きさには畏怖の念を抱かずにはいられません。
これからの私たちは、日本中、あるいは世界規模でもっと、自然との“良い加減”を図っていけるとよいなと思う五月でした。

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