世間では梅雨。湿気が多く洗濯物が乾きにくい上に、気温が高いときている。
ジメジメとした空気に気分を悪くした方もおられる中で、そうしたジメジメした人々の雰囲気に気分を悪くする方もおられることだろう。
「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」と、心理学者エリック・バーン先生は仰ったので、湿り気な自分の気持ちも自分次第でどうにでもなるということなのだろう。
しかし、いかんせん、蚊だけはどうにもならない。
この湿気の中で元気よくこの世に生を受けた蚊たちが、涼しくなった夜に栄養を求めて我々人間の生き血を求めて飛び舞うのだ。さながらドラキュラのようでもあるが、夜中にドラキュラが何体(匹?)も部屋を飛び交っていることを想像すると別の意味で眠れなくなりそうなのでやめておく。
そう。とにかくこの蚊によって、私の安眠は妨害され続けているのだ。
彼らは知ってか知らずか、熟睡の途についた瞬間を狙っているかのごとくタイミングで、羽音を耳元で鳴らすのだ。はっきり言って勘弁してくれ。
エリック・バーン御先生におかれましても、「過去と他人と蚊による不眠は変えられない」と一文を添えてほしいくらいである。
これを読んだ皆様方におかれましては、私と同様の被害を受けてほしくないものである。
あなたが蚊取り線香などを購入している人を見かけた時は私かもしれない。
兎にも角にも、近々に蚊対策グッズを買いに走り、静かなる安眠を取り戻そうと思う。