趣味で音楽活動をしています。
高校生の頃から続けてきたのですが、最初は同年代の人とグループを組み、社会人になってからは、自分の親よりも上の世代の人達がたくさんいて、私はずっと若手のつもりでいました。
ところが、最近周りを見渡してみると自分よりも15~20歳以上若い人が増え、その人達がグループの中核を担うようになりました。
そのため、私もいつの間にか“ベテラン”と思われるようになってしまったのです。まだまだこころは20代の人と変わらないつもりでいたのですが・・・。
長く続けてきたばっかりに、時には“難局を何度も乗り越えてきた、すごい人”と思い違いされることもあります。
持ちあげられて自分もいい気になって、そこで断っておけばいいのに、役割を引き受けて頑張り過ぎてしまい、フラフラになったことも・・・。
“ベテラン”、つまり“熟練者”とは、単に長く続けてきたということではなくて、こころのありようのことを指すのだと、今さらながら身に染みて感じている次第です。