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ほんとの痛み、うその痛み

 W杯が終わってしまって寂しいけど、同時にちょっとホッとしたかな。何というか、完敗のアルゼンチンがみっともないプレーと狼藉しまくりで、最後まで殺伐とした雰囲気だったりするし、フィナーレではトランプがステージに居続けたり、気持ちよいことが少ない大会だった。

 そもそも閉幕式でジェニファー・ハドソンが登場したときにはオオッと思ったのだが、何でここでアメリカ国歌が歌われるのか分からない。共催のはずのカナダとメキシコは無視して、アメリカだけが利を得ようとする感じには嫌悪したね。僕個人の希望としては、決勝にイランが残れば最高の舞台設定だと思っている。そのときトランプはどんな顔をするのか見たかったな。

 どれくらい金をもらったのか知らないが、アメリカ及びトランプにこめつきバッタのようなFIFAの態度も最悪だよね。そして、訳の分からない判定が多かった大会だけど、審判たちにも相当賄賂が動いてるんだろうと推測できる。2008年疑惑のベスト4入りを果たしたときの韓国を想起させるな。今回その筆頭はアルゼンチンではないか。まあ終わったことだし、もういいけど、こんな試合ばかりしていて、なおかつメッシがいなくなれば、韓国と同じように冬の時代が来るのではないかと思うんだけどね。

 

 さて日本もいよいよ猛暑、酷暑の季節だ。寒いのはけっこう平気だけど、暑いのは大の苦手だから参っちゃうね。去年は京都でゴルフとか無茶をやったが、今年の夏はできるだけ何もしないで過ごしたい。冷たいものばかり飲んじゃって食欲も出ないし。

 僕にとって、夏の食べ物というと、かき氷、冷やし中華、スイカだな。珍しく今年はすでに全部食べている。スイカはスーパーでブロックになったやつを買うのだがけっこう美味い。

 冷やし中華は夏のゴルフ場の昼食で定番だし。先月だったか、とても暑かったので、昼は冷やし中華、終わった後にかき氷を食べた。するといわゆる最近のふわふわなかき氷だった。実は僕はふわふわを食べるのが初めて。で、面白いと思ったのが、いくら食べても頭がキーンと鳴りそうにないことだった。で、そこにいる皆に「このかき氷、頭が痛くならないよ」と言ったのだが、誰もそれに関心を示さずで、スルーされてしまった。菅野がバカなこと言ってるな、いつものようにと思ったのだろう。「本当なのになあ」とちょっと悲しかったのだが、それにしても、何で頭が痛くならないのか、いわゆる「アイスクリーム頭痛」に考えを巡らせた。

 もっともこの「頭痛」は本当の頭痛ではない。実は錯覚なのである。知らない人のためにだが、だから、腕の柔らないところをつねったりして本当の痛みを別の場所につくってしまえば、頭の痛みは消え去る。おっと、アイスクリームのように溶け去ると言うべきか。「アイスクリーム頭痛」とはこのダブルミーイングなのか?

 帰りの電車で思ったことには、そういえば「アイスクリーム頭痛」とは言うものの、普通のアイスクリームを食べていて頭痛はしない。少なくとも自分はそうだ。頭痛がするのはかき氷のときだけだ。でも、あのふわふわのかき氷は普通のかき氷と違って食感が柔らかく、かなりアイスクリームに近いものだった。そうなると、その温度もだいぶ違ってきていて、氷よりもアイスクリームに近いのではないだろうか。だから頭痛も起きないのではないかと思ったのである。きっとそうだ、そうに違いないと思ったのだが、そういうことを開陳したところで、あいかわらずどうでもいいことで、あいかわらずバカなことを言ってるなと一笑に付されるだろう。誰か、ふわふわのかき氷を爆食いして証明してくれないかと思っているのだが。

 僕は子どもの頃から頭痛持ちなので、こういうことは気になるんだよね。

 さて、尊敬する考古学者森浩一先生のエッセイを読んでいたら次の一文があった。

「この夏も暑い。でもおコメの生長にはいいだろう。おコメの出来が悪いと日本の社会に活気が薄れる。我慢、我慢」

 この本は30年前に出版されたものである。昭和ではなくて平成9年だ。そんなにものすごく昔というほどではない。ちなみに東京カウンセリングセンターが設立された年でもある。そんなに昔でもない時代、米離れが進んでいたとは言え、私たちの感覚とはこういうものだったということだ。そこには主食が米であるという確固とした認識があり、それは日本人の心の支柱のひとつであるということを示しているのだ。

 でもこの一文は今ではこう書き直されるのではないか。

「おコメの値段が高いと日本の社会に活気が薄れる」

 自然現象として米の値はだいぶ下がったけれども、鈴木JA大臣は値段を下げないように鋭意努力しているが、さすがに不人気の要因だとして高市首相からは冷たい扱いをされているようだ。でもいいんだよね、票田でバックのJAの機嫌さえ取っていれば次の選挙もいけると。それは高市も同じで、経済対策なんか後回しで、皇室典範、国旗損壊、副首都とか、国民全体からしたらそんなこと今じゃなくてもいいでしょと思うことに超積極的。自分の支援者、団体の意向に沿う諸策を推し進める。皇室問題にあたっては、天皇家の本流を継承からどうあっても排除する姿勢である。こうした一連の動きにはさすがに国民が気づき始め、内閣支持は急降下だ。

 右腕として期待されてたけど、片山さつきも経済問題に対してまったく対処できないようだね。口ばっかりということか。約1ヶ月、W杯で目くらましができてたけど、その特需も終わったし。

「内閣の出来が悪いと日本の社会に活気が薄れる」

 まあしかし、出来のいい内閣というのも見たことがないんだけど。

 こういった政治のことを考えると本当に頭が痛くなりそうだ。腕をつねっても消えないほうの頭痛ね。

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