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コバンザメの真実

 いつのときも解散選挙は大義などないけど、それでもその目的については考えておいたほうがいいよね。今回はどう考えても支持率が高いうちに政権基盤を固めようというのが第一だね。そのために杉田水脈など怪しげな議員を公認して、自分の忠犬をこしらえるということだろうな。

 そして首相自身のスキャンダルも「国民の支持」というかたちで乗り越えるという意味もあろう。例の統一教会の政治活動などにかかわる文書には、荻生田光一の名前が60回出てくるという。これは予想通りだとして、「高市早苗」の名前も32回登場ということだ。これ以外にも、すご~く怪しげな宗教団体を通じて多額の政治資金を得ていることもあるし、高市政権はまったくクリーンさというものがない。

 それでも支持率が高いのは、やはり初の女性首相というのが大きいんだろうね。僕は女性だから何だからというのがないので、実はピンとこないとこがあるのだが、女性だからということで何となくクリーンなイメージが持たれるのかもしれない。

 それをしみじみ実感したのは、前橋市長の再選だ。周知の通り、部下とラブホで密会を重ねていたことがバレて辞職してたわけだが、出直し選挙で圧勝。驚いた。市民は、部下と不倫してようが市長としてはよくやっているじゃないか、これからも頼むと考えたんだよね。それが市民の意思ならば素直に評価したいところなのだが、どう考えても納得できないのは、これが男の市長だったらこういう結果になったのかどうかということだ。99%ダメでしょ。許さないでしょ。あれは女だから許されてしまったと見るべきだ、と僕は思うわけです。ま、でも、良い悪いじゃないから、まあいいんだけど、ある種の先入観がつねにはたらいていることを考えに入れたほうがいいよね。

 今回の選挙も、大義などあるはずもなく、統一教会絡みとか維新を除名された議員とか、スネに傷持つ奴を当選させることが主たる目的とみたほうがいいかもね。で、で、「みそぎ」は終わったとか言いつつ、イエスマンを増やすと。一言で言えば、安倍派の復活選挙か。ま、しかし、それは高市首相だけのやり口ではなく、これまでのほぼすべての解散選挙はこういうものだ。

 かと言って、いまの野党にこの国の将来を預けるなんてこともリスクが大きいし、いったいどうしたらいいんだてとこかな。とにかくヘンな奴が当選しないことを祈るばかりだ。

 さて前々から書こうと思っていたことなのだが、TCCのビルの前には信号のない横断歩道があるんだけど、ここはほんとうに車が止まってくれる。練馬駅の西口を出たところにある横断歩道も、歩行者のために車がほんとによく止まってくれるんだよね。こっちが渡る意思を少し見せただけですぐに止まってくれる。

 たまたまだが、僕の生活圏にあるふたつの横断歩道だ。他ではここまで親切な場所は知らない。だから、いつも感謝しているので、ドライバーに軽く手を上げてお礼をしている。面倒くさがらずにそういうことができるようになっているのがちょっと嬉しい。若い頃はこういうことがあまりできてなかったような気がするんだよね。たぶん、「歩行者優先」なんだからそういうことは当たり前だと思っていたのかもしれない。

 でも「当たり前」じゃないんだよね。近年、海外から人がたくさん押し寄せている。外国人から見たら日本の「当たり前」は当たり前ではない。日本人も自分たちの「当たり前」は世界では当たり前ではないと知ることになる。

 こういったことがわかると、いままで感謝の念を持たなかったことにも感謝したくなるということだね。ほんとうにありがたいことだよ。

 先週だったか、スペイン高速鉄道で45名の死亡事故があった。スペインの鉄道では、年間のメンテナンス費用が全体予算の15%なんですと。これが多いのかどうかよくわからないけど、日本の新幹線では55%をメンテナンスに使うと聞くと安全対策は月とすっぽんだということがよく分かる。1964年以来、死者が出ていないのもよく分かるし、同時に事故がないことが当たり前だと考えるのもよくないなと分かる。すべては事故のないようにと日頃から鋭意努力している結果なのだ。

 スペインの事故がある前のこと、これと同じ列車に乗った客が、その揺れの激しさを動画にアップさせているのを見た。けっこうな揺れだったね。あれは怖いと思うよ。日本であんなに揺れる鉄道なんかないだろうな、と思ったが、去年、群馬の高崎と下仁田をつなぐ下仁田線に乗ったとき、すごくスピード感があって、けっこう揺れるので怖かったのを思い出した。

 あれはほんとに大丈夫なのかな? ローカル線ではメンテナンスに落とす予算が少なそうだし。「安全神話」という先入観もほどほどにしておかなければならないな。

 先週、燻製のサメは案外美味しいという話をしたが、先日は、コバンザメはサメではなく、アジの仲間だということを知った。まさかの驚き。サメの近縁でもないんですと。まったく先入観というやつは、ということだね。

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