菅野所長のエッセイ:AKBの終わりなき闘い

 今週は何だかでこぼことした週だったなあ。月曜の朝、頭がぼーっとしてフラフラし、めまいもあった。これは無理しないほうがと、仕事(大学)を休みにしてもらった。どこにも行かずに静かに過ごし、次の日はまあ平気な感じになっていたが。疲れが抜けないのか何なのかよくわからない。めまいなんて、空腹が過ぎてなった以外したことないのに、今年はもう2回目だ。その後は今日まで何とかなったんで、やっぱり休んで正解だったのかな。

 水曜は浦和で仕事だったのだが、浦和に行くには赤羽で乗り換えなくてはならない。この「赤羽」がどうあっても「アパパネ」に頭の中で変換されてしまうのだから、ほんとに競馬バカというか、困ったものである。安田記念はやはり取れず、アパパネは惨敗。もはや彼女は終わったようだな。しかし、他のレースはけっこう取れるのであまり負けてはいない。WIN5も取りました。しかし、取ったのはいいが、配当1万5千円というていたらく。実は、4レースまで的中していて、最後の安田記念は2頭を除いて何が来ても的中だったのだ。ここで人気薄が来てくれれば(たとえば、2着、3着馬)よかったのだが、来たのは2番人気のストロングリターン。せっかくワクワクしてたのになあ。

 そういえば「アメリカンアイドル」ももう決勝戦まで来た。決勝はジェシカとフィリップ。今シーズンは過去最高レベルだったので楽しかったな。しかも、順当に実力者がベスト3まで残った。圧倒的な実力ナンバーワンは前回落ちたジョシュアなのだが、アメアイのファン投票では有色系がいつも不利になる。その中で、ベスト3にアフリカ系のジョシュアと、アジア(×メキシコ)系のジェシカが残ったのだからこの二人はすごい。

 AKBの総選挙っていうのもやってたな。まあ、だいたい予想通りの結末らしいのだが、みんなあらかじめコメントを練りに練って用意しているのが面白い。順位が下がったとき用のコメントのほうによりリアリティがあるね。それにしても、彼女たちの戦いというのもシビアと言えばシビアだな。皆が皆、早くも来年の抱負を語る。もう来年のこと?いったい、いつまでこんなことやらされるんだろうか?
 で、思ったのだが、「AKBの何々でぇーす」なんてことを言いつつも、じつは彼女たちはいまだオーディションの中にいるということである。AKBその他の一員になってからが本当のオーディションとなっているのかもしれない。アメアイで、予選を通った段階のようなものだな。とにかく、オーディションはまだ終わってはいない。これからも続いていくのだ。本人も観ている側もそれに気づいてないだけの話で、この無間地獄からとりあえず抜け出したのが前田敦子というわけだ。

 というのもこれとは対照的なオーディション「アメリカンアイドル」との対比からである。これはオーディション番組ではあるのだが、ベスト10~ベスト5くらいのときに、実質的なオーディションは終わっている。スターを発掘するという目的は、このあたりで果たされるからだ。誰が優勝するのかはただのオプションにすぎない。実際、シーズンの優勝者が大スターになった例は、初めの頃のケリー・クラークソンとキャリー・アンダーウッドくらいで、あのアダム・ランバートは決勝で負けたし、ジェニファー・ハドソンはベスト4にも入らなかった。今回は3位となったジョシュアがそうだ。ジョシュアはすでに世界中のどの歌手よりもすごいのではないかと思わせる逸材だが、ジョシュアのような実力者にとって、このオーディションで優勝することはたいして意味のないことなのである。

 こう考えるとAKBは大変だ。決定的にスター性のない彼女たちのほとんどは、終わらないオーディションのらせんの中で回り続けるしかなく、終わりなき闘いを続けなければならない。人気がなくなって解散という終わりはあるのだが。

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