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菅野所長のエッセイ:類は友を呼ぶ

番組史上最高のレベルと言われる「新アメリカンアイドル2」、今はベスト8が出揃ったところである。落ちてしまった中にももったいない人材がいたが、残った顔ぶれを見るとまあ文句はあまりないか。今回のハイレベルを象徴するのが、教会の息子でゲイのジェレマイア。エルトン・ジョンの歌をうたったときには、エルトン・ジョン本人が「息を呑むほど素晴らしい」と絶賛した。本命はこれだ。
次回ゲストは、番組出身にして今やクィーンのボーカル、アダム・ランバート。当時のアダムは図抜けてすごかったが、ジェレマイアもなかなかだと思う。
番組を盛り上げているのはレベルの高さもあるが、何と言っても審査員のケイティ・ペリーの存在だろう。これも番組史上最強の審査員だ。出場者も審査員も最強、とくれば当然人気も上がる。一時期は落ち込んだが、この番組はまだまだ続くな。
一方アメリカの議会では、ウクライナ疑惑についてトランプの弾劾訴追をやる構えだ。「権力の乱用」と「議会への妨害」が理由、はたしてこれを立件できるか。どのみち上院に行けば共和党多数で否決されるのだろうが、日本では、政治家に対してこのような弾劾ができないのでそれがちょっとうらやましい。日本では裁判官のみが対象だ。しかし、人事権を握るところまできた首相の大統領化を思うと、権力に対するチェックはより厳しくしなければいけないのではないか。

「反社会勢力は、定義できない」とわざわざ閣議決定してまで「桜を見る会」への追求を封じようとするなど、まさに権力の乱用だろうに。そもそも政府は10年くらい前にちゃんと定義して、積極的に普及に努めたんだよね。菅官房長などその中心だった。もうめちゃくちゃだな。
やっぱり、この問題は相当根が深いというか、やばい案件なんだろう。そのひとつ、ジャパンライフ会長と首相の付き合いは相当長く深そうだ。84年の外遊に同行しているくらいだから。ジャパンライフは、マルチ商法詐欺の会社だが、そもそも現政権自体も数々の詐欺を行っているのは明白だ。だから親和性もあるのだろう。まさに類は友を呼ぶのだ。

たとえば、消費税が8%に上がったとき、政府のつくったポスターにはこうある。

「消費増税分は、全額、社会保障の充実と安定化にあてられます」

この文言を見れば誰もが、全額が社会保障にあてられると思う。しかし、実際には、社会保障には2割、8割は国の借金返済に充てられていたのだ。つまりこの文言は「社会保障の充実と社会保障の安定化」ではなく、「社会保障の充実と(国の経済の)安定化」という意味なのである。しかし、それは隠されている文言であって、いつか追求されたときの言い逃れとして隠されてあったわけである。もうはなから国民を騙すために意図的につくったポスターであり、文言なのだ。こんなことを一般企業がやったら大変なことになるが、政府がやるとなぜか罪に問われない。
そんな彼らに対して、法も、常識も、正義も、すべて無力だ。成り行きを見ていると、どんなに犯罪を犯しても罪に問われないというゲームを見ているような感じだな。野党も半分はあきらめたほうがいいのではないか。さすがに、約75%が首相の言うことは信用できないということだし。次の選挙が香港の区議会議員選挙みたいになればいいのだが。

政治の世界は何も信用ならないのはもちろん、先週の競馬、阪神JCは「3強」が、3着、4着、6着と撃沈。またもや「何を信じていいのかわからない」という状態である。しかし、さすがにこれには参った。
今週は朝日杯フューチャリティステークス。これも評判馬がちゃんと来るのかどうかは疑わしい。馬の体型からは、③ペールエールがいちばん好きなので、これを厚めに買っておくか。③ペールエール⑥サリオス⑧タイセイビジョン⑫レッドベルジュールの人気馬を中心に、①ジュンスターボルト⑦ウィングレイテストまでが押さえ。

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