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道は拓ける

 このところ大変だったのは、カードの再発行が相次いでしまって、その手続きがあったからだ。

 不正利用されたんだよね。前にもこういうことはあったのですごく気をつけていたんだけど、悪い奴らはあの手この手と繰り出してくるようだ。今回は、たぶんだが、WEbでのデリバリーサービスの登録かなと思うんだよね。他に比べてセキュリティが甘いんじゃないかと思う。あるいはその内部にハッカーがいるのかもしれないとまで疑っている。今後、こういうのは利用しないと決めた。

 今回の出来事とそれにまつわる大変さは、僕の話力が大きく関係している。たとえば、ピザの注文など以前なら電話でやっていたわけだが、こうなってからは、普通の人以上にWebのほうがいいとなった。実際、この4年間ピザを注文したことがなかったのだが、今年になってから何回か注文している。やっぱりこれは便利だと、他のデリバリーも登録するようになった。

 そしてあるときに突然カードが使えなくなった。カード会社が不正利用を察知したからである。これはありがたいよね。で、その連絡が来るのだが、事情聴取のためにこちらから電話しなくてはいけない。これが僕にとっては大変なことで、確か、以前同じ事があったときには、まだ話せないときだったので、代わりにかけてもらったことがある。

 今回は自力でやれそうだが、できるだけ相手が聞き取れるように、喉を十分にメンテナンスし、雑音が入らないように部屋を静寂にしと、緊張だ。で、何とかうまくやれて無事に再発行となるのだが、事実確認などをするこのやりとりでだいたい2~30分かかる。今回はこれが2回あった。もうやりたくない。電話を使わなくていけないから、もうデリバリーを頼むこともないな。

 特殊犯罪といい、こういう犯罪はものすごく増えている。みな人をだまして、ズルして金を得ようとしているわけだが、合法非合法にかかわらず、そういった風潮が社会を覆っているかのようだ。たとえば、トランプのやる関税政策なんていうのも、本質的な経済政策ではないよね。アメリカ車がなんで日本で売れないのか、それは関税のせいじゃなくて、車としての価値が低いからである。故障は多いし、コスパも悪い。

 ちなみに、僕が25年以上(27~8年)乗っていて廃車にした車は、ジープチェロキーというアメ車だった。なんでこれを買ったのかというと、当時、この車は、日本に輸入されてからホンダの工場で点検作業を受けてのち、市場に出荷されていたからである。ホンダがチェックするなら大丈夫だろうと。で、実際、25年以上も乗れたのだった。もちろんその間に故障や不備は多少あったけど、あのまま乗っていれば30年は大丈夫だったろう。アメ車は信用できないが、ホンダは信用できる。僕のそれまでの愛車は2台ともホンダだったし。

 つまりは故障を少なくし、燃費も良くすれば、アメリカ車であっても日本で売れるのだ。そういう方向に向かないで、関税によってコントロールしようと考えたところで、長い目で見れば、自国産業の繁栄にはつながらない。つまりは自分で努力はしないで、楽してズルして金を儲けようという姿勢なのである。これはトランプが生粋のビジネスマンだからかな。何かを創り出す、生み出すという姿勢は持ち合わせていない。

 でも車産業においては、日本は大違い。アメリカの政策に対してもトヨタは当面値上げはしないと宣言している。今のままなら大打撃ではあるのだろうが、泰然としているよねえ。大変な状況ではあるけれど、かならず切り抜けられるという自信があるのだと思う。その自信の源とは、ずっと世界一に君臨してきた技術力だろう。だから僕は、トヨタを始め、日本の自動車産業はこんなことでは負けないと信じている。

 たとえば、これからは電気自動車の時代だとして各国が開発に血道を上げる中、日本は明らかに出遅れていた。しかし、予想に反してEVはまったく伸びない。テスラは失速、中国もダメ。作ってはみたものの、意外にコストがかかり、充電環境も整備されない。はたまたその過大な車重により道路が削れ、粉塵公害という新たなマイナス面まで論じられる始末である。

 なんでこうも上手くいかないのか。たぶん、EVに替わるということは、単に車の種類が替わるということではないんだね。車にかかわるものすべて、道路、街、人等々、その全体、大きくいえば社会が変わるということではないのだろうか。それほどに大きなチェンジなんだろう。まあ、石油エネルギー時代はものすごく長かったからなあ。

 でも、こういう難事に対して強いのが、出遅れてしまったけど、日本ではないのか。たとえば、世界から発注される高速鉄道なんかでも、他の国はただ速い鉄道を敷くことだけだが、安全や音、周辺環境などにまで配慮して鉄道事業を進めるのが日本である。だから経費はそのぶんかかるが、完成後のコストや利益を考えればこちらのほうがいいとなる。この間のミャンマー地震では、1000キロ離れたタイで、建設中の中国企業による高層ビルが崩落した。ひどいもんだよねえ。中国は各国のインフラ事業を価格競争で勝ち取っているけど、さすがにみな考えるだろう。結局高くつくと。大事なのは信頼だよね。

 で、現況はまるで世界がトヨタが追いつくのを待ってくれているかのようだ。ヘンなところからピンチが訪れてはいるが、本筋のところでは少しもピンチではない。トヨタがEVを出していけば間違いなく世界をリードするのではないか。もっとも、現在でも、EV時代に逆行してトヨタのハイブリット車が大人気なのだが。

 まあ、とにかく、車だけじゃなく、何でもそうだ。いい仕事をすること。それさえしていれば、必ず道は拓ける。

 だが、いい予想をしても道が拓けるとは限らないのが競馬である。

今週は皐月賞だ。

⑩クロアデュノールと②エリキングの争いで、他は⑯サトノシャイニング、⑤ジョバンニ、③キングスコールまでに絞る。②-⑩から3連複、③⑤⑯。3連単ボックス②⑩⑯中心。

先週の桜花賞は当たったものの、喜びは小さかったので、今回はもう少し喜びたい。

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