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車社会の憂うつ

 最近の東京、夜とか朝はめっきり涼しい。Tシャツ短パンでは風邪を引いてしまうくらいだ。とは言え、それは東京のことで、全国的には今なお猛暑地が数多い。

 しかしそれにしても千葉で起きた水害はあまりにも予想外だった。まさか千葉のようなところであれほどの災害が起きるとはね。死者が9人とか、道路に放置された車が2000台以上とか。大雨の警報があったとき、車であれば必ず高台に移動するという認識が必要だな。どこに住んでいても、決して油断してはいけないのだ。どんな車両であれ、ある程度の水深があれば車体は身動きできなくなる。ドアも開かない。そんな実験映像も公開されたよね。とくに日本は軽自動車が多いからさらに注意が必要だな。

 そんな軽自動車王国の日本に、中国がEVで殴り込みをかけてきた。EV開発が進でいるとは言えない日本と比べて、中国は世界の先頭を走る国ではある。そんな中国がわざわざ軽自動車タイプのEVを生産して売り込もうとしているわけだが、そこに勝算があるのかどうか。僕はないと見ているのだがね。

 だって、中国製のEVが壊れたり、爆発したりする映像がよくある。スマホもそうだし、モバイルバッテリーが燃えている映像もあるね。それは日本でも同じで、電車の網棚でバッテリーが燃えているとかの事故もときどきある。モバイルWi-Fiとかスマホとか、放っておくと熱を帯びて膨らむことがある、ああいうのが燃焼の前兆なんだろうな。ポケットWi-Fi、僕は小型扇風機にさらしていつも冷やしているんだよね。

 とくに中国製のバッテリーは相当に危険である。たぶん日本の消費者もそれはよく知っているだろうから、中国製の車など買う人はほとんどいないんじゃないか。しかも、EVへの補助金制度が有効な限り、日本車のほうが相当安いしね。

 しかし、日本は日本でEV開発は加速していないように見える。ずっと何でかなと思っているのだが、たとえばトヨタなどは、EVではないかたちで環境に配慮する車を模索しているのではないだろうか。何というか、世界の流れとは別に、将来的な車社会のあり方を独自で考えている、そんな感じがするのである。たとえば水素ガスとかね。前にもちょっと触れたが、EVに替わるのは時代の流れとして当然のような気もするのだが、それは同時に、EV車に適合した道路環境や充電施設など、車だけが替わるにとどまらない、より全体的な改善が必要となるのだ。そんなことも考えているだろうし、何よりもいまだ安全面での確かさが100%ではないのかもしれない。

 そんな中、トヨタの事業にあっては、EVよりもハイブリッド車に力を入れ、そちらの販売が伸びているという事実もある。何よりもビックリしたのは、トヨタ車の性能のすさまじさが立証される出来事が広く世に知らされたことだ。まずは、あるトヨタの普通乗用車が走行距離100万キロを記録したというニュースがカナダであった。それはすごいやと思ったのだが、実はトヨタ車が100万キロ以上走ったという報告はこれまでにもいくつかあったそうだ。われわれが知らなかっただけなのだ。そのカナダのニュースを受けて、アメリカではトヨタのピックアップカー(トラック)が160万キロを走ったというのが紹介され、さらにビックリである。ただし、160万キロというのは備え付けのメーターの限界数値なのだそうで、他のピックアップトラックの例では、メーターの限界をはるかに越えて250万キロ走ったという報告もある。

 僕の車なんか20年以上かけて10万キロは走ったけど、あちこち交換してのことだった。それが普通だけど、このトヨタのトラックは最初のエンジンで140万キロ走ったらしい。

 とんでもないことだよね。何でトヨタが世界一なのか、何で圧倒的なのか、しみじみと分かる。そんなトヨタがEV以外のところに力を入れるのはそれなりの正当な理由があるに違いないと僕は思うわけである。そうした日本車と新興の中国車、比べるまでもないと思うけどね。今のところ、走行中にバッテリーが発火したとか、日本のEV車がそういう事故を起こしたというのはあるのか? ちょっと調べたら、2022年、23年に一件ずつあったみたい。

 まあ僕個人はもう車を手放してしまったので、車のことには利害がない。多少不便には違いないが、この点は身軽でいい感じである。まだ裸眼で更新できるほどなのだが、免許を返納するときも近いのかもしれないかな。それにしても、公的な交通機関が充実している国に住んでてほんとによかった。とは思うのだが、何というか、以前と比べて、電車の料金も高いよねえ。ものの値段、何とかなんないのか?

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