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菅野所長のエッセイ:茜さす

今週は最悪だぁ。思えば、先週、コラムのデータを飛ばしたあたりからおかしかったのかもしれない。疲れから来ているものなのだが、発熱、筋肉痛、頭痛で火曜水曜と休みとなった。申し訳ない。情けない。 あとは土曜までは何とか務めなければいけないのだが、身体も頭もぼーっとしている。
なんちゅうか、身体のすべてに軽い炎症が起こっているかのような感じで、寝ても寝てもまたいつの間にか眠ってしまうというような、そうだ、これはまるでコアラの生態と同じではないのか。コアラは、主食のユーカリの葉の毒性を中和するために1日の3分の2は寝なければならないと「ざんねんないきもの事典」にある。

先週のコラムには何を書いていたかというと、時事問題と映画の話。時事問題はもう古いので、映画がいいかな。
休みの日に、待望の映画「夏目友人帳」を観に行ったのだがね。感想としては「力作」だったということ。オリジナル脚本のレベルは中の中くらいか。ニャンコ先生が分身してしまうところはいいアクセントとなった。この映画では、花のカットがところどころ出てくる。すぐわかるが、みな夏の花だ。僕が気づいたのは夾竹桃からだが、たぶんそれにに始まり、桔梗で終わる。初夏の花から夏の終わりを意味する花の流れの演出は、凡庸だが憎い。
けれども、最後のカットで桔梗を大写しにしていくのはわざとらしい。ほら、こういう仕掛けがしてるんだよ、わかる?という監督の邪心が最後にもろに出てしまった感じである。原作者の緑川ゆきはこういうわざとらしいことはせずに、ひたすらさりげなく描いていく人だ。「夏目友人帳」のよさは、そうしたさりげなさが作品全体を包んでいるところにもあると思うのだが、作者の手を離れた映画となってそこが崩れたと思った。だから、「友人帳」にはふさわしくない「力作」という言葉を使ったわけである。
騒がしいばかりの世の中で、こうした映画を観るということは静謐な時間を過ごすということだ。「あん」もそうだったが、せっかくの静謐を監督が邪魔してしまう。あれがなければもっといい感じで見終えたのだがね。

ところで、この映画のずっと前の話だが、アニメ「夏目友人帳」シリーズのエンディングテーマの中で、ずば抜けていいなと思っていたAmirの「茜さす」。これが聴きたいがためにCDを買い、一人で夜聴き入る。やはりすごくいい。この曲を作った人はすごいな。でも、他の曲はダメだな。とにかくみな曲調が同じでね。高鈴のときと同じ轍は踏まぬよう、ライブには絶対に行かないと決めた。わざわざ書くのは魔が差さないようにだ。

そういえば今年、アカネサスという馬が今年デビューしている。ロードカナロア産駒の牝馬、見た目はすごいいい馬なのだが、1勝にとどまっている。がんばってほしい。今週の重傷には抽選漏れしたようだ。

ライブといえば、恒例、PUSHIMのビルボード年末ライブのほうは楽友がチケットを取ってくれているのでとても嬉しい。それにしてももう年末の話題だ。TCCの忘年会の日程も決まっているようだし、秋の陽はつるべ落とし、あっという間に今年も終わるのだろう。体調を少しでもよくして、あと2ヶ月ほどを乗りきらなければな。

菊花賞は自信があったのに負けた。こういう負け方は珍しい。本命のエタリオウはちゃんと来てくれたがね。
今週は秋の天皇賞。本命は⑤スワーヴリチャードしかありえない。これに拮抗すると考えていた④レイドオロは、調教過程に一抹の不安がある実力もあるし、いい枠を引いたがちょっと今回ばかりは評価を下げよう。⑦アルアイン、⑥マカヒキ、③ヴィブロスとともに2着、3着候補。それから⑩キセキ、⑨サングレーザー、⑪ミッキーロケットを3着候補。という平凡な予想である。④から一頭軸マルチで、③④⑥⑦へ。あとは④ー⑤裏表のの3連単フォーメーション。

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