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菅野所長のエッセイ:油断は禁物

昨日の夜、どうも喉が痛い。これは扁桃腺が腫れているのではないかと職場に備え付けの薬を飲んだら少し収まったが、風邪の引き始めかもしれないと早めに帰った。このところ、2日連続してふつうに朝起きられなかったのはこのためかもしれない。慣れてきたとはいえ、厳しい寒さが続いているし、僕の部屋は寒さに弱いし。油断は大敵だ。今日もまた喉は痛いし。

福井の豪雪では車が立ち往生し、やっとのこと出られたらしいが、パリでも記録的な雪で700キロ超の渋滞が起きたという。700キロの渋滞と言ったらもはやわれわれの日常感覚を越えているな。
福井では自衛隊の雪かき部隊が活躍してくれているが、それに頼らず自力で脱出した人もいたり、早々に地元の人による炊き出しの支援活動があったりもした。こういうところが日本の強さだなと思う。700キロもの渋滞を生んでしまう国にはそういうメンタリティがないのではないか。車で出るのは控えてくれと言われても、お構いなしの人が多いからに違いない。

自動車大手3社が過去最高の利益を出した。トヨタが2兆超、ホンダが1兆、日産が8千億とか、数字はすごいのだが、アメリカでの法人税が大幅に下がったことによる恩恵であって、アメリカ市場での売れ行きはどこも芳しくないのが実態である。同じように、日本の経済が上向きであるとは言っても、油断はできないところだ。求人率の上昇にしても、その前がずっとひどかったのだから少し前に戻ったというのが正解だろう。くれぐれも見かけに騙されてはいけない。そもそも国債乱発による景気だからな。まるで健康な状態と言えない。
見かけと言えば、仮想通貨の問題があるね。通貨と言いつつ、あれは通貨ではない。あれで支払いもできますよということではあるが、実は客から店へと通貨が動いているわけではない。持ち主の口座から通常の通貨が引き落とされて、そのお金が受け手側に入るという仕組み。だから、「仮装」通貨が正しいのではないか。
で、過去にも同じようなコンセプトでの「通貨」があったわけだが、仮想通貨だけがこうも価値を認められ投機の対象になるのか、それがよくわからない。たぶん、使用地域の限定が外れ、世界に通じているからなのだろうが、それにしてもである。まあ、貨幣や金のようにその価値を国が保証するものではないにしても、人気を博せば、国の保証などなくても価値が生じることはあるわけなのだが。まあしかし、手は出さないほうがいいんじゃないの? こういうこと言う自分は遅れてるのかなあという懸念もないではないが。

何となく頭がボーっとしているので、じっくり体を休めたいものだが、冬季オリンピックが時差がないのが大助かりだ。でも、僕の場合はそのぶん生では観られないんだけどね。
まずは、今日明日と大過なく過ごしたい。

 

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