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菅野所長のエッセイ:土壇場の逆襲

 今週は腰の回復を感じられる週だったな。毎朝お風呂にはいるのが日課となり、少しでも腰の重い感じを軽くして出るのがいいんだろう。水曜日の帰りは、電車が混んでて立ち放しで帰った。これはやばいと思ったが、致命的なほどのダメージはなかった。でもやっぱり、相当腰に来たとは感じる。

 皐月賞はダメだったなあ。こうなるとほんとに何を信じていいのやら。勝ったのはドゥラメンテ、ここであんなにすごい勝ち方をしたのに、何でその前のレースで負けたんだ?あのとき君がちゃんと走っていれば、僕はWIN5で大金を手に入れることができたのに、と何を言っても彼の耳には届きはしないがね。馬の耳に念仏だし、馬耳東風だし。

 先週のアメリカの女子ゴルフを観ていたら、最終日の上位がすべて韓国勢だった。結局、その中でも常勝インビー・パク、若手21歳のキム・セヨンの争いとなったが、最終ホールでキム・セヨンがまさかの池ポチャ。3打目もグリーンをこぼれ、こりゃパクで決まったなと、誰もが思う状況になった。パクももう優勝はもらったわという表情。しかし、何とキムがグリーンの外からチップイン、池に入れたがパーで上がる。これで、11アンダー同士のプレーオフにもつれ込んだ。

 まあ、どちらが勝ってもいいんだけど、これではまたアメリカ人のファンが離れていくなあと他人事ながら心配になる。しかし、ここからとんでもないことが起こる。
 さっき池に入れたキムは、慎重にティーショット。そして第2打。池をかろうじて越えたボールはポーンポンと2回跳ねて、そのままカップに吸い込まれた。何とプレーオフ1ホール目でイーグル! あっという間に勝負は決した。
こんなシーンは、昔ハワイアンオープンで日本人で初めてアメリカツアーを優勝した青木功の奇跡のようなイーグル以来だな。

 いやあ、キム・セヨンは、韓国人だし、若いけど可愛くはないし、しらけた気分で観ていたアメリカ人もこれにはびっくりしたことだろう。そういうアメリカ女子ゴルフの深刻な状況を少しだが救ったショットでもあった。

 まあ、最終ホールの、池ポチャからのチップイン、プレーオフでのイーグルと、この子は「持ってるなぁ」と思わざるを得ない。こっちはぎっくり腰は治らないし、競馬はまけるしで「持ってないなあ」と。

 そう思っていたところが、何と競馬はダメだが、totoのほうが当たってしまった。これは望外だが、このところの競馬の負けを一気に取り返したね。いやあ、俺も「持ってる」のかなあ。窮地に陥ると案外強いよね。われながら感心するぜ。この調子で今度も当てちゃおうなんて考えるとやっぱりダメなんだろうなあ。あくまで謙虚にいこうか。

 依頼されてた原稿も無事送ったし。今回は自分としては遅れ気味だったが、腰がこうなのでしかたない。しかも、いざ送ろうと思ったときに、字数が原稿用紙一枚分くらいオーバーしていることに気づいた。書き足すほうが楽かなあ。減らすのは簡単なようで難しい。構成のバランスがどうしても狂うし、そうやってせっかく書いたものを削るのは、何だかわが身を削るような感じを今回は持った。やっぱり書く前には執筆要項をしっかり確認しないといけないなあ。
 ま、これで本来の原稿にも取りかかれる。でも、来週からだな。締め切りは6月末だが、5月中には終わらせよう。

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