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菅野所長のエッセイ:味覚と嗅覚の関係

 このところ調子が悪くてコラムもアップできなかった。申し訳ない。

2,3週間ぶりかなあ。

急に気温が下がったこともあるのだろうが、たぶん自分で思っていたよりもPET検査が気になっているのかもしれない。それも昨日やってきて、あとは結果を待つばかりである。

 ところで、昨日は昼頃の検査だったので、朝から何も食べられないまま終わったときには2時近く。あまりの空腹に退院後初めて一人での外食を敢行してしまった。バス停近くには一軒しかなく、それは外国人がやっているカレー屋だった。カレーは辛くてパスだが、見るとガッパオがあった。メニューを指さすだけで済んだし、そういう行為も相手が外国人(インド?)だとやりやすい。

 これなら大丈夫だろうと頼んだが、インドカレー屋のガッパオなので、香辛料がふんだん。結構辛い。半分は食べたけど。こういうとき、それくらい辛いのかは、人といないとわからない。自分の感想は妥当なのかどうか。

で、後刻思ったのだが、嗅覚が効かないと辛さについてもわかりにくいなと。甘さや苦さは匂いではあまりわからないが、インド料理屋のスパイスは遠くからでもわかるくらいだし。ああこの匂いはけっこう辛いんだろうなと推測できる。

 嗅覚がないとこういうのもわからないかなと。先日、BSの「クールジャパン」で、うなぎ屋や焼き鳥屋で代々受け継がれているタレにかんする話があった。江戸時代からのタレをずっと継ぎ足し継ぎ足て今に至るってやつだが、専門家に言わせると、半年もあればすべて入れ替わってしまうらしい。しかしながら、そういう伝統あるタレと、そうでない新品のタレを比べると、味わいや奥深さという点で差がつくこともあるようだ。これについて専門家は、味の奥深さとかには香り成分が影響すると言っておった。えー、そうすると、僕にはそういう味わいを堪能する能力がないということになる。うなぎの蒲焼きも単に甘いだけのことなのかあ、と愕然だ。

 そういえば、この間の穴子専門店での穴子がうまくなかったのは、そのためなんだろうか。一度うなぎを食べたが、あれはひつまぶしだったしなあ。

困ったものだが、8月の末に山梨のほうに出かけ、そこで食べたピザがとてもうまかった。乳製品、発酵食品はいいみたいなんだが、同行者にフルーツピザを分けてもらったところ、これが最高に美味。山梨はフルーツ王国。桃やブドウが乗り、そこにアイスも加わってのピザは、他院後食べた中で間違いなくいちばんだな。また食べたいが、いちいち山梨に行くわけにもいかないので、近場でこういうのを提供しているところを探してみよう。

来週は検査結果がわかる。お祝いピザでも食べたいものだ。

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