今週は地震から始まったよね。夜、何となく揺れてるんじゃないかなあと思っていたところが、徐々に大きくなっていった。地震の規模は小さそうだが、その揺れ方がね、3.11のときとそっくりの横揺れである。これは遠くで大きな地震があったなと分かる。地震国日本、しかも東京に長く生きていると、悲しいかな、そういうことも分かるようになるのである。
確か地震のあった日の前日か2日前のこと、あるニュース番組の特集で地震のことが言われていた。今、東北の沖で、身体では感知しないような微弱な地震が1000回くらい起きていると。これはプレートが太平洋側にずれていっていることによって起こる”スロースリップ”という現象であり、近々大きな地震が来る予兆であると言うのである。えー、また東北の沖で大きな奴が来るのかと思ったら、まさにその通りだった。今回このことは広報されていたのだろうか。被害が少なくて、死者もなく、それは良かったけどね。でも不吉なことを言うようだが、このスロースリップが止まったわけでもないのではないか。東北、北海道の東側の人は注意してもらいたいと思うのである。と思っていたら、ついさっき震度4が来ていた。
5日にはW杯の組み合わせ抽選。日本は、オランダ、チュニジア、ヨーロッパPO群の勝者となった。他のグループと比べると厳しいよね。でも、前回はスペイン、ドイツと一緒だったから、抽選の時点で絶望的だった。それに比べればどうってことないとも言える。オランダには一泡食わしたいものだ。前回2010年は、スナイデルの火の出るようなシュート一発にやられたんだよな。すごく接戦だったし、あれはアンラッキーな敗戦だったと思う人もいたかもしれない。しかし、たった一発のことではあっても、僕は世界との隔たりを強烈に感じてもいたな。
でも、あのときと今の日本は違うぞ。
富安が戻ってきて、以前のように動ければ、DF陣は相当に安泰である。富安、伊藤淳之介、渡辺剛、伊藤(バイエルン)板倉と5人もいる。まあ谷口もいるか。最近の状況からすれば、板倉は使わないほうがいいと思うが。それよりも、とにかく長友を代表から外すことだ。調べてみたのだが、長友が先発したときの国際試合は明らかに負けることが多い。
次はイングランド代表との親善試合が決まった。これは見逃せない。昔、今や伝説とも言えるヨーロッパ遠征のときにイングランドと一戦やっているんじゃないか。あのときはベッカムもいたよね。
水曜は、恒例のPUSHIMライブに行ってきた。ビルボード横浜。馬車道まで電車一本というのがとてもよろしい。去年の横浜でのライブは、客の入りが悪く、PUSHIMも調子が良くなかった。このままなら観に行くのもそろそろ最後かなと思っていたのだが、この日はひじょうに出来がいいではないか。なにしろ、いつもベースの歪みが2,3曲は収まらないままであるのに、今回は最初の数分で収まった。ようやくミキサーがいい仕事をしたな。
50歳の誕生日を迎えたばかりというPUSHIMの声も好調。もう何回観ているか分からないが、もっともクオリティが高いライブだったかもしれない。今年は27日のビルボード東京も予約している(もらっている)のだが、同じセットリストだとしても文句ないよねと、音友と同意。帰りには、いままで行ったことのない和食の店に行ったのだが、これが大当たり。あんなにいい穴子はなかなか食べられません。それがまた手頃な値段なのである。あの穴子とフグを食べるだけでもいいから、また行きたい。銀ダラの西京焼き、だし巻きも旨かったなあ。そうか、ビルボード横浜でいいライブがあればいいのだな。
で、おとといあたりから鈴木農水相への糾弾がすごい。ここでも言ったけど、当然だよね。「市場へは介入しない」と言ったのに、コメ券を配って値下がりを阻止しようとするわけだから。介入もいいところ。
何もしなければ米の価格は下がるのが当たり前だった。最近の調べによると、10キロ買いが60%減という一方で、2キロ買いが30%増。みな5キロ5000円近い米なんか買わなくなっている。そうした買い控えによって米は大量にだぶついているわけであるから、これが市場に出れば価格は下落する。それが大臣が介入しないと言った市場原理というものである。
この下落を阻止しようとコメ券が浮上。これは就任時からこだわってきた彼の秘策のようだ。これをばらまけば生産者も消費者も喜ぶと主張するしかし、価格が下がらないままで消費者が喜ぶわけないし、高いままで売れなくなったら生産者も困る。もっと問題なのは、このコメ券を配ることでJAには12%の手数料が入るという仕組みである。彼がコメ券にこだわるもっとも大きな理由はここにあるのかもしれない。
分かりやすいよね。農水省出身の族議員の典型だ。これが利益誘導でなければ何なのだと。糾弾されるのは当たり前であって、これほど意図的に価格高騰を抑えようとしないのならば、それは国に対する背信ではないのか、罷免されてもおかしくないのではないか。と、週に3回はスーパーに行き、近年の物価高騰を肌で感じる僕は義憤するのである。
しかし、首相は傍観。そりゃそうか。JAは自民党の票田だもんね。その意向には逆らえないということだろう。この内閣は、安倍派、麻生派だからねえ。政治資金問題とか利権構造にはゆるゆるな感覚なのであった。
