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菅野所長のエッセイ:トンネルを抜けると亡国だった

6月1日、全国のいくつかの地で一斉に花火が打ち上げられた。コロナの収束を願っての無償の行為。花火業者の有志によるものらしいがなかなか粋なことをするものである。 今や花火大会はたいへんなブーム。僕も花火は好きだが、人が大勢集まるので行くことはない。

今までで、いちばんよかったのは、今はなき千葉の行川アイランドでの花火だな。広いバーベキュー会場で、子ども向けの何ちゃらライダーの劇(意外と楽しめる)が終わると、ほぼ真上に花火が上がった。視界が花火で覆われるということはなかなかないよね。しかも花火が上がることは知らなかったので不意の一撃だった。
いくらきれいでも、遠かったりすると感慨がないね。昔見た伊豆の下田の海上花火は、花火が海に反射してきれいだったが、高台から見たのであまりに小規模な感じがした。岸壁で見れば違ったかもね。TCCが四谷にあった頃、ビルのオーナーの好意で屋上から神宮の花火を観たが、やっぱり遠いので大して感動しない。ほんとのところは、隅田川花火を川沿いで観てみたいが、あの人出を考えると行く気はしないし。困ったものである。

隅田川花火といえば、これが花火大会の起源。江戸の町が疫病(コレラ)に見舞われた享保のとき、死者の鎮魂と疫病退散を願って花火が打ち上げられたのが始まりである。しかも同じ頃に大飢饉もあった。だから、基本的には慰霊の意味合いが濃いのだ。その後は今と同じように能天気なお祭りへとなっていくけどね。でも、花火に対してある種の儚さを感じている人がいるとすれば、それがわれわれの生と死を同時に表現するものでもあるからだろう。
ときの将軍は徳川吉宗、15代の中でも名君と言われるわけだが、つまりはこのような意味での花火であるならば、政府が主導してもいいという気がする。金に困っている全国の花火師たちにお金が回るようにするという意味でも、花火の本来の意味を取り戻すという意味でもね。今からでも遅くはないと思うけど。少しは失点を取り返せるかもよ。
しかし、安倍政権にはそんな発想など微塵もなく、コロナ禍を濡れ手で粟のチャンスとしたい一部企業のために画策するだけである。持続化給付金の作業を請け負った社団法人は、パソナと電通がつくったトンネル会社であるのはあまりにも確実だ。しかも設立はたった4年前。実績もないのに、これまでもものすごい額を受注してきた。パソナといえば竹中平蔵、かつて日本経済を壊滅させた張本人が未だ暗躍してるわけか。
ダービーはやはりコンレイルが強かったね。馬券は当たっただけ。
日曜は安田記念。絶対王者⑤アーモンドアイが中心も、何と出走馬のほとんどがGⅠ馬ではないのか。たぶん14頭中10頭がGⅠ取ってる。ここまでのことは皆無のはずだ。
しかし、絞らないと馬券にならないので、⑤アーモンドアイから、⑥インディチャンプ⑨アドマイヤマーズを対抗として、①ダノンキングダム②ダノンキングリー③ノームコア⑪グランアレグリアを3番手にしよう。

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